眞子さま、佳子さまの「乱」が導く皇室制度の行方
#週刊誌スクープ大賞
小山田圭吾の“告白”をどう読むべきか
ビートたけしがテレビ局を出て乗り込んだ車に、暴漢がフロントガラスや窓ガラスをつるはしで壊した事件は、男が暴力団員だとか、弟子入りを断わられて怒り狂ったなど、真相はよくわからない。
ポストの連載で事件に触れるかと思ったが、捜査中でしゃべれないそうだ。最近のたけしには、新しい嫁さんがらみで胡散くさい話が多い。あんたが恨まれていることは間違いないようだから、気を付けたほうがいい。
さて、もうずいぶん昔のことだった気がする。東京五輪開会式の作曲を依頼された小山田圭吾(52)が、子どもの頃にやった障がいをもつ同級生へのイジメが発覚して、開会式直前に辞任したことがあった。
その小山田が文春のインタビューに答えている。辞任後は、家族への誹謗中傷や殺害予告まであり、家にも帰れず、7キロほど痩せたという。
四半世紀以上前の2つの雑誌に小山田が語ったことだが、もし事実だったとしたら人間として軽蔑されても仕方ない。小山田が文春に出たのも、「実際に僕が行ったものではないものも多い」ため、その真相を説明するためだという。では事実はどうだったのか。
「ロッカーに同級生を閉じ込めて蹴とばしたこと、それと小学生の頃、知的障がいをもった同級生に対して、段ボールの中に入れて、黒板消しの粉を振りかけてしまったことがあったのは事実です」
読者はどう読むだろう。私は障害を持った人間に対して、十分に残酷なイジメだと思うのだが。
同じ文春が、日大のドンといわれる田中英寿理事長(74)に、東京地検特捜部のメスが入るのではないかと報じている。
今回の疑惑は、田中の最側近で、日大の理事で事業部の取締役も兼務する井ノ口忠男が、日大医学部付属板橋病院の建て替えのため、基本設計を14億円で「佐藤総合設計」に発注したが、そのうちの2億円が不正に流出して大学に損害を与えたのではないかというものだ。
井ノ口の名前が知られたのは、2018年に日大アメフト部の選手が関西学院大学の選手にタックルして、大けがを与えたときの黒幕としてだった。
一時は身を引いたが、また返り咲いたそうだ。その事件のとき、文春も含めて、日大事業部が悪の温床になっているのではないかと追及したが、いつしか忘れられていった。
今回の捜査で東京地検は、田中日大帝国の暗部に斬り込めるのか。文春は見開き2ページ、新潮はやっていないところを見ると、あまり期待はできないようだが。
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