トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 社会  > カマラ・ハリス米国での人気が急落で…

カマラ・ハリス米国での人気が急落で日本の出版社が大慌て!? 移民問題でミソがつき不支持率50.4%の調査結果も

「移民に冷たいハリス」の誤解 初の外遊でのつまずき

カマラ・ハリス米国での人気が急落で日本の出版社が大慌て!? 移民問題からミソがつき不支持率50.4%の調査結果もの画像2
Japan Forbes 10月号の表紙になったハリス

 しかし、不法移民問題対応の統括ポストにつき、副大統領として初めての外遊となった6月の中米訪問時から逆風が吹き始める。

 ハリスは同月7日、グアテマラの首都グアテマラシティで、同国のアレハンドロ・ジャマティ大統領と不法移民問題について協議した。その後の記者会見で、米国境に殺到する不法移民に向けて、「米国とメキシコの国境まで、危険な旅をしようと考えているこの地域の人々に、私ははっきりと言いたい。来ないで。来てはいけない。我々の国境に来れば、追い返されるだろう」と呼びかけた。

 グアテマラなどに住む住民が危険を承知で米国を目指すのは、汚職や貧困、暴力などの社会問題が根本にあり、米国は支援を通して、これらの人々が自国に住むことに希望を見いだせるようにしたい旨の発言だったが、「来ないで。来てはいけない」の部分だけが切り取られ、「移民に冷たいハリス」の批判を招いた。

 翌8日、ハリスは同地でNBC『Nightly News』のアンカー、レスター・ホルトの単独インタビューに応じたが、まだ移民問題の最前線の現場である米・メキシコ国境を訪れていないハリスは「国境を訪れる気はあるのか」と執拗に聞かれることに。ハリスは「私は欧州にも行っていない」とやり返してしまった。冷静さを欠かなければ、「問題は深刻だ。できるだけ早期の現地訪問を検討したい」などと無難な回答もできただろうが、この時のハリスは虫の居所が悪かったのだろうか?

 前段の発言同様、「私は欧州にも行っていない」の発言部分だけが切り取られ、YouTubeやソーシャルメディアなどを通し拡散した。

※「私は欧州にも行っていない」の発言は4分16秒から。

続出するスタッフの離反 聞こえてくる事務所内の不協和音

 同じ質問を繰り返し、失言を引き出そうとする記者への対応などは、副大統領のような要職に就けば当然予想されることなので、事前に備えなくてはならない。広報アドバイザー、良き広報官はいなかったのだろうか?

 この要因の一つに、ハリスの首席補佐官、ティナ・フロノイの振る舞いがあるようだ。ハリスのゲートキーパー(門番)を自認するフロノイは、誰がハリスと面会でき、意見を具申できるかなどを全て仕切る。

 米ニュース専門局CNBCの6月29日付報道によると、フロノイのこうした独善ぶりは度を越しており、ハリスの副大統領就任以前からの長年の政財界の盟友たちが締め出されているのが現状だという。長年の盟友からは、電話をかけてもなかなか返事が返ってこない状況を、嘆く声も上がっている。

 政治に特化した米ニュースメディア「ポリティコ」は同月30日付の記事で、計22人の副大統領府の現・元スタッフから聞き取り調査を行い、フロノイが独断専行で政策遂行を図り、異論を唱える者は辞めさせていく副大統領事務所の混迷ぶりを報じた。

 まだ、政権が発足して7カ月もたっていないのに、「(副大統領)事務所は士気が低下し、ほぼ機能不全の状態に陥っている」(在バージニア州、民主党関係者)という。

 良き側近の欠如、通常の副大統領より将来の大統領になるより高い可能性を秘めているがゆえに晒されるメディアの執拗な攻撃。同情の余地もあるがハリスを取り巻く状況は厳しい。

123
ページ上部へ戻る

配給映画