トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム  > 陣内智則、完全に別のこと考えていた?
元ホームチーム檜山豊がバラエティ番組を軽堀

陣内智則『ダウンタウンDX』で若手のトーク中に見せた珍しい表情ほか今週のバラエティベスト3

3本目、停滞気味四千頭身が、進化寸前!

 最後はこちらも9月9日に放送された『ニンゲン観察バラエティ モニタリング」』(TBS)から。その中で注目したのは「THE FIRST FAKE」だ。

 本家は歌い手がマイクの前に立ち、編集をせずに歌を一発録りするというもの。当番組では同様に芸人やアイドルに一発録りと伝えて歌わせ、一番盛り上がるで落とし穴に落とし、その表情をモニタリングするというもの。

 今回は四千頭身が出演。第七世代としてブレイクしたが最近では、ほかの芸人から少し遅れを取っているような感じがしていた。しかし、この番組の後藤を見て、その印象は間違いだと気づいた。

 相方に不満を持つツッコミの後藤が仕掛け人となり、相方二人を落とし穴に落とす。ボケの都築とのトークは、後藤が明らかにオチまで見えて確実に笑いが取れるとわかっていたし、石橋に関してもたったひとつのツッコミで笑いにした。

 そしてなんといっても仕掛け人だったはずの自分が落とされた時が秀逸で、あまり言葉数は多くないが、確実にテロップで使われる言葉を選び、それだけを発していた。これは後藤の経験を重ね、無駄な言葉が無くなった証拠だ(なお、次回のコラムでは、このような若手芸人の成長について深掘りする予定である)。

 というわけで初の試みであった、軽掘りコラム。いかがだったでしょうか。

 軽掘りのつもりが何となく深掘りになってしまう! これは僕のせいではない! お笑いが面白いせいだ!!

……というわけで、2年目の檜山もよろしくお願いいたします。

檜山 豊(元お笑いコンビ・ホームチーム)

1996年お笑いコンビ「ホーム・チーム」を結成。NHK『爆笑オンエアバトル』には、ゴールドバトラーに認定された。 また、役者として『人にやさしく』(フジテレビ系)や映画『雨あがる』などに出演。2010年にコンビを解散しその後、 演劇集団「チームギンクラ」を結成。現在は舞台の脚本や番組の企画などのほか、お笑い芸人のネタ見せなども行っている。 また、企業向けセミナーで講師なども務めている。

Twitter:@@hiyama_yutaka

【劇団チーム・ギンクラ】

ひやまゆたか

最終更新:2021/09/17 11:38
12
ページ上部へ戻る

配給映画