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森田剛ジャニーズ退所後も映画出演決定の好調路線―V6解散“戦犯”扱いへの誤解

森田剛ジャニーズ退所後も映画出演決定の好調路線―V6解散戦犯扱いへの誤解の画像1
森田剛 V6 公式サイトより

《この度、V6は2021年11月1日をもちまして、解散いたしますことをご報告申し上げます》

 今年の3月に突如ジャニーズ事務所から上記の発表があってから半年が経ち、いよいよ解散のカウントダウンである『LIVE TOUR V6 groove』が9月4日から始まった。

 1995年の11月1日にデビューしてから程よい距離感でグループを継続してきたV6だが、ここ最近ではメンバー全員が40歳以上になり、ほとんどのメンバーが所帯を持ち、個々での仕事の活躍が目覚ましかった。

 「解散の原因は、不仲ではないんですよ。ジャニーズの解散や脱退になると、グループ内の揉め事の露呈がお決まりですが、彼らに限っては6人でスムーズに決めたといいます。V6という看板を武器にしなくても、すでに各自で人気の地盤を築いていますからね。ただ気がかりだったのは、森田剛くんだけがジャニーズを退所することです。解散発表の文書でも森田くんがきっかけで解散にいたったと書かれていたので、わざわざ1人の名前を出すあたり『このまま芸能界を干されるのではないか』など、憶測が広がりましたよ。たしかに、派手なタトゥーやセクシー女優との同棲熱愛など、過去のヤンチャなイメージはあるけど、実際は人見知りで情が深い人です。解散の原因みたいに書かれていて、行く末を心配していました」(芸能リポーター)

 たしかにメンバーに解散を決意させたのは、森田の「これからの人生、ジャニーズ事務所を離れた環境で役者としてチャレンジしたい」という言葉だったと、冒頭の文書の続きにある。

 しかしその心配を他所に、2022年1月に公開予定の映画『前科者』に森田剛が出演することが9月13日に発表された。

 役者としての森田は『平清盛』(12年)などNHK大河ドラマの出演経験もあり、舞台では日本を代表する故・蜷川幸雄さんや宮本亜門などに指導を受け、演技の才能をメキメキと開花させていった。

 もはやジャニーズの後ろ盾は必要ないのかもしれないが、逆に言えば、同じグループに所属し役者として地位を確立している岡田准一のように、V6を続けながらのチャレンジは不可能だったのだろうか。

 そこには森田のワガママや黒幕の存在などは関係なく、こんな内情があると話す。

 「実は森田くんは、V6でいるなら毎年ライブをやりたいみたいなんですよ。ただ、数々の後輩グループの台頭によって調整や管理などの事務所の負担が増えたことで、ベテラングループになると思うように進まないことが出てきた。それに加え、コロナによってライブ活動が停滞してしまったことが重なったんだと聞いています。さらに坂本昌行、長野博、井ノ原快彦の3人は“アラウンド50歳”ですよ。子持ちだし、それぞれの仕事のスケジュールも複雑なため、長期遠征が難しかったり、リハやタイトな移動、本番で歌って踊るを続けることは身体の負担も大きかったりするでしょ。クオリティを保てないならV6での主軸をなくし、俳優に専念したかった、ということです。ほかの皆も同じようなことは感じていたはず。結局、退所前に今後の仕事が決まっているということは、森田くんも中居正広くんのような、“わだかまりナシ”での円満退所だからできるんです」(スポーツ紙記者)

 現在、森永乳業の公式YouTubeチャンネルで公開されている、台本ナシのウェブムービー『ピノとV6 なかよしの秘訣』でも、「俺らも多分色々あったんだろうけど、それを乗り越える年月一緒にいるから、違う愛に変わるじゃん。それぞれが幸せでいてほしいなとか」と残した、岡田の言葉がメンバーの今後を物語っている。

 『前科者』で森田が演じるのは同僚を殺めてしまった悪い男なのだが、実際は常に罪悪感を背負った気弱で優しい人物の役だという。ジャニーズ退所=悪者のようなイメージが先行しがちだが、愛のあるV6解散劇だったに違いないだろう。

※一部、メンバーの結婚に関して間違いがあり、修正いたしました。

大沢野八千代(ジャーナリスト)

1983生まれ。大手エンタメ企業、出版社で勤務後、ネットソリューション企業に転職。PR案件などを手掛けている。KALDIフリーク。

おおさわのやちよ

最終更新:2021/09/16 12:03
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