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満島ひかりと松田龍平の共演に『カルテット』ファン歓喜! 新「UQモバイル」CMは、あの大物監督が手掛けていた

美しい画づくりが得意な監督が唯一苦手とする…

『UQ三姉妹』は『SUNTORY PEPSI NEX 桃太郎シリーズ』『大塚製薬 POCARI SWEAT』などを担当してきた大物演出家・井口弘一が手掛けていた。

 グラフィカルでどのカットもポスターになりうる美しい画づくりが得意な井口が唯一苦手とするのが、会話劇。つまりドラマ形式のCMであった。

 そんな中、『UQUEEN』へとバトンタッチして監督をつとめるのが、佐藤渉だ。

『ブックオフ』(寺田心の「ブックオフなのに本ねえじゃん」)や『ジャンボ宝くじ』(妻夫木聡、吉岡里帆ら)、『さけるグミ』(小澤征悦)など絶妙な会話劇と、少しだけ悪意のある演出に定評のある当代一の売れっ子演出家が起用された。ともすると、冗長になってしまう抑制されたトーンになってしまう満島と松田の会話劇を成り立たせているのは、アッパレである。

 妙味あるキャスティングとなった『UQUEEN』において今後どのような展開となっていくのだろうか。坂元裕二作品の常連である松たか子や永山瑛太などの出演が期待される中、同じく『カルテット』に出演していた吉岡里帆はすでに競合他社(『Ymobile』)に出演中のため難しいことが残念か。

 余談だが、UQモバイルのサービスが始まった2015年の、初代イメージキャラクターはフットボールアワー後藤輝基だった。すっかり隔世の感である。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/09/17 12:47
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