「二郎インスパイア系」はカップ麺だけにあらず！ 袋麺＆レンジ麺も…最新二郎3商品食べ比べ

“袋麺”でもニンニク強烈二郎インスパイア！　日清食品「日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン」

　続いては、袋麺の「二郎系」です。こちらも日清食品で、「日清爆裂豚道 強ニンニク醤油ラーメン」150円（税別）。すでに他社からも二郎系の袋麺が多く発売されており、日清食品からも「豚園 背脂醤油豚ニンニク」という商品が出ていました。袋じゃなくて箱でしたが。

　商品に具は一切入っていませんが、パッケージには一応、何も入れなくてもおいしいということが書かれています。今回は、作り方で推奨されているもやしを用意し、それだけでは味気ないので、チャーシューや味付玉子、メンマの入ったセットと、エスビーの「にんにく背脂」という瓶詰めを用意してみました。

　具をいろいろ用意してみたものの、まずは袋に入っているスープと麺のみで食べてみました。パッケージにはこれだけでもおいしく食べられると書いてありましたが、いや確かにおいしい。二郎系というより、強烈なニンニク感によって骨のあるニンニクラーメンみたいでした。これはこれで十分満足できそうです。

　綾波レイが作中で「ニンニクラーメンチャーシュー抜き」を食べていましたが、こちらはチャーシューどころか何も入っていないので、ちょっと綾波気分を味わえるかもしれません。

　綾波気分で満足しかけましたが、せっかく用意したので具を入れてみました。もやしはあらかじめレンジ調理しています。これだけ具を用意すると何となく雰囲気は出ますね。

　今回、いろいろ用意して「豚ラ王」よりもお金がかかってしまいましたが、もやしだけなら数十円で買えて計200円弱程度で済むため、コスパ的には最強かもしれません。次あるとしたら、私はもやしだけ買います。

　スープのニンニクが強烈な一方で、もう一方の特徴であるアブラはそれほど強くなく、二郎系としては物足りません。麺は油揚げ麺ですが極太のワシワシ食感で、「豚ラ王」のノンフライ麺にも引けを取らない再現性の高さでした。直火調理ができる袋麺は、カップ麺に比べて麺を太くできるメリットがあります。

　スープのニンニクが思いのほか強かったので使うのをためらいましたが、せっかく用意したので、エスビー「にんにく背脂」も入れてみました。この商品、黄と黒のパッケージから二郎系の商品なのは明らかなのですが、今回の袋麺と同様、アブラよりもニンニクが強力なため、強ニンニクと強ニンニクの組み合わせになってしまいました。

「にんにく背脂」はパワー不足な安価カップ麺に入れると活躍しそうです。