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長寿犬マンガ『銀牙伝説ノア』が史上最大の超展開に! 宇宙生物飛来、地球の創造主と交信…担当も悪ノリ?

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『銀牙伝説ノア』日本文芸社 公式サイトより

 いったいどうやって完結させるのか、まったく想像がつかない状況だ。

「週刊漫画ゴラク」(日本文芸社)で連載中のマンガ『銀牙伝説ノア』の超展開に、視聴者が色んな意味でハラハラさせられている。

『銀牙伝説』シリーズは犬マンガの巨匠・高橋よしひろ氏の作品で、1983年に「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された『銀牙 -流れ星 銀-』が発端。99年に「ゴラク」に移籍すると、主人公の熊犬・銀の息子・WEED、その息子のオリオンと主役を変えながら、単行本はシリーズ累計141巻を数える大長編となっている。

 2019年からは『ノア』が始まったがここにきて、怒涛の展開となっているという。サブカル誌ライターが言う。

「“犬”が地方で小競り合いをするという話だったのが、とんでもないスケールの物語になってしまっているんです。ライオンのように大きい外国犬の三兄弟をどう倒すかという展開から、突如、隕石が火山に落下し、火山が噴火。津波大地震と大災害に見舞われるという展開になったのが“コト”の始まりでした。

 その後はマンガ『寄生獣』よろしくヒモ状の宇宙生物がウネウネと出てきて、死んだ兄弟犬の一匹の体に入り込むと、ゾンビのように復活。

 さらに、最新号では『人類をはじめ地球の生命体を作り、監視してきた存在』が出て、作中の目の見えない老犬と交信。この老犬が空中浮遊するSF展開となったのです。これには『これぞ神展開でしょ』『タイトルの通り伝説になった』と喜ぶ読者もいる一方で、『この漫画はいったい何処へ行きたいのか?』『とんでもない方向に話進んでる?』と困惑や心配の声がネット上で連打されています」

 80年代の超展開マンガといえば、六田登氏の『ダッシュ勝平』(小学館)がバスケマンガから一転、卓球→フェンシング→デスマッチとなったり、水島新司の『虹を呼ぶ男』(秋田書店)は、主人公が長嶋一茂のライバルという設定だったものの、一茂がパッとしなかったため野球漫画から柔道漫画に方向転換したケースがあるが、『ノア』のスケールはこれらの比ではない。

「『ジャンプ』時代から読み続けている読者は唖然とするしかありませんが、ここまで来たからには読者や編集云々以前に、作者はこのまま『銀牙』を壊していくでしょう。『もはや理解不能…!!』『次から次へと何たること!!』『ジスイズザ・ウォー!!』といういささか雑な煽りネームを見ると、ある意味、編集者も楽しんでいるように感じます」(前出・サブカル誌ライター)

 9月10日発売号で100話を迎える『ノア』だが、もうタイトルは『銀河伝説』のほうがしっくりくる?

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最終更新:2021/09/17 12:33
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