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河野太郎総理のマスコミ対応だけじゃない! 小泉進次郎官房長官誕生で番記者が戦々恐々する“滝クリ問題”

番記者たちがおそれる“滝クリ”問題

 毎日、朝夕二回の記者会見に応じるスポークスマンでもある一方、官邸、霞が関、国会のすべての情報が集約される。そのため、各メディアはエース級の中堅を番記者に当てるのが現状だ。

「最も番記者に追い回されるポジションですからね。今の加藤勝信官房長官は自宅前で朝と夜にオフレコ取材に応じており、番記者は、加藤氏の奥さんや娘さんとも顔見知りになります。もし小泉氏がこのポジションに就任したとすれば、妻である滝川クリステルや息子を番記者の前にさらすとは思えません。番記者との接点は、一気に減りますね。河野、小泉両氏の強烈な発信力だけで政治が動くとすれば、他の幹部に番記者を張り付ける意味がなくなり、やがて記者クラブそのものがいらないという風潮が出てくるのではないか。規制改革論者の河野氏は、潰しにかかってくるかもしれませんよ」(同前)

 言うまでもなく、政治部記者の最大の役割は政治家とのなれ合いではなく、権力監視だ。

 記者クラブに関してはこれまでもさまざまな問題が取り沙汰されたのも事実。もし河野総理が誕生したとなれば、旧態依然とした政治家と記者との関係を見直すきっかけとなると同時に、ある意味、権力チェックの機能が削がれる可能性もはらんでいるのだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/09/11 07:00
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