『キングオブコント2021』ヨシモト∞ホールのメンバーが大活躍! 東京吉本所属の芸人が強い理由
#お笑い #吉本興業 #キングオブコント #空気階段 #ニューヨーク
この秋にTBS系で放送予定の『キングオブコント2021』の決勝進出10組が発表された。ラインナップは、うるとらブギーズ、蛙亭、空気階段、ザ・マミィ、ジェラードン、そいつどいつ、男性ブランコ、ニッポンの社長、ニューヨーク、マヂカルラブリー(50音順)。今年から参加資格を得た即席ユニットは、全組敗退している。
「今回のキングオブコントはとにかく東京吉本勢が強い。特に、渋谷のヨシモト∞ホールに所属している芸人が多いです」(お笑い事務所関係者)
決勝進出10組のうち、吉本興業以外の所属は人力舎のザ・マミィのみ。大阪吉本所属もニッポンの社長のみで、残る8組は東京吉本所属となる。また、ジェラードンとマヂカルラブリーは、大宮ラクーンよしもと劇場で主に活動する“大宮セブン”のメンバーで、ニューヨークは今年3月にヨシモト∞ホールのレギュラーメンバーを卒業したばかり。そして、残りの5組はすべてヨシモト∞ホールのレギュラーメンバーだ。
つまり、ニューヨークを含めれば、キングオブコント決勝進出者の半分以上がヨシモト∞ホールのメンバーというわけだ。いまコント界において、ヨシモト∞ホールがいかに大きな勢力になっているかが伺える。
「空気階段や蛙亭、そしてM-1グランプリ決勝常連のオズワルドなどの活躍もあり、今年に入ってヨシモト∞ホールの注目度が一気に上がっているのは間違いありません。芸歴的にも10年目~15年目くらいのちょうど脂が乗っている芸人が多く、ネタもそれぞれかなり仕上がっているんですよね」(同)
また、少なからず“コロナ禍”も影響した結果だという。
「コロナ禍でお笑いライブが減っているなか、自前の劇場を持っている吉本芸人は比較的ライブを開催しやすい状況にあります。さらに、ライブの有料配信も大きい。吉本は配信チケットの売上枚数に応じて、芸人に支払われるギャラが変わってくるシステムなので、配信チケットの売上のおかげでコロナ前よりも収入が増えた芸人も多い。有料配信が芸人のモチベーションを上げる大きな要素となっているんです。そういった状況の中で、∞ホールの芸人たちが切磋琢磨しているんですよね」(同)
そして、ニューヨークのYouTubeチャンネルの影響もありそうだ。
「ニューヨークのYouTubeチャンネルは、∞ホールの芸人が多く登場し、そこでまだ世に広く知られていない芸人の個性が紹介されています。ニューヨークのYouTubeは業界内視聴率が高く、情報源にしているテレビ関係者も多いんですよ。なので若手にとっては、ニューヨークにイジられることが、ネタ番組に出演する近道だとさえ言われている。ニューヨークは自身のネタも評価されているだけでなく、芸人のプレゼンターとしても有能ですね」(テレビ局関係者)
お笑い界に大きな風を巻き起こそうとしているヨシモト∞ホールの芸人たち。果たして、キングオブコント2021で栄冠を勝ち取ることができるのだろうか。
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