もう中学生に感嘆する藤岡弘、「やっぱお笑いって深いんだねぇ」 めくるめくバラエティトークの世界
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佐々木久美「でも、最後は自覚だと思います」
面白かったトークの3つ目は少し短めに。1日の『あちこちオードリー』(テレビ東京系)のゲストに、日向坂46の佐々木久美、潮紗理菜、松田好花、上村ひなのの4人が出演し、オードリーの若林正恭と春日俊彰とトークを繰り広げていた。
バラエティ番組の出演が増えている日向坂の面々だが、番組内での振る舞いについて悩みも多いそうだ。で、佐々木らによると、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京系)で共演しているオードリーに悩みを相談したいのだという。しかし、収録後にすぐにピンマイクを外してスタジオを出てしまう若林には、なかなか相談ができないそう。
そんな訴えに、若林は「卑屈だからね、俺と春日ってね。俺らなんかに聞きたいことないって思っちゃってる人間だから」と応えるのだけれど、これに日向坂のキャプテン、佐々木久美が次のように踏み込んで語った。
「オードリーさんは、自分が大御所の域に行きつつあるっていうのを自覚してほしいなって最近思います」
目を机に落として苦笑い気味の笑みを浮かべる若林。即座に春日が「そんなわけねぇだろ!」と強くツッコむ。若林は「全然うれしいんだけど」と前置きしながら、平成ノブシコブシの2人が同様の話をするときも、「みんな『(オードリーは大御所の域に)行きつつある』って言うんだよね」と指摘。「行ってはいないのよ。頑張れオードリー! 行っちゃえばアドバイスできるだろ!」と、自分を鼓舞するように声を張り上げた。
が、ここで佐々木がさらに突っ込んでいく。
「でも、最後は自覚だと思います。自覚したら、もう俺たちは安泰、大御所だ、この世界で指導する側にいるって自覚したら、大御所になるんだと思います」
バラエティ番組のスキルが高いなどと言われることも多い日向坂のメンバー。それゆえにバラエティ出演時のハードルが高くなってしまう状況に、若林は「ネットのライターが悪いよね。『バラエティ得意』ってすぐ書いちゃうから」「あんまりファンの人も言わないほうがいい。大喜利得意とか。ハードル上がるから」などと言っていたけれど、いや、若林が「頑張れオードリー!」とバラエティっぽく応じ、これでトークのオチとなってもいいところを、そこでさらに「最後は自覚だと思います」と一歩踏み込んでいく感じは、やっぱスゴいなぁと感嘆してしまう。藤岡弘、みたいな顔で感嘆してしまう。
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