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日向坂46の影山優佳、女子サッカー「新リーグ」成功のカギを握る!?

日向坂46の影山優佳、女子サッカー「新リーグ」成功のカギを握る!?の画像1
影山優佳(日向坂46公式サイトより)

 9月12日に開幕する、国内初の女子プロサッカーリーグ「WEリーグ」。2011年にW杯優勝という快挙を達成した日本女子サッカーだが、東京五輪はベスト8止まりで、世界ランキングは現在13位(9月7日時点)。一時の熱狂が冷め、新リーグも今ひとつ話題になっていないが、果たしてWEリーグはうまくいくのか?

 WEリーグとは、これまでの女子リーグ「なでしこリーグ」1部の7チームと2部の2チーム、さらに新設された2チームの合計11チームが所属するプロリーグ。男子代表は現在、W杯最終予選に挑んでいる最中だが、女子は世界の頂点に立ったことがあり、2015年のW杯も準優勝という結果を残している。実績は男子を上回っているが、新リーグの成否となると話は別のようだ。

「女子リーグは、2011年のW杯優勝の影響で観客数が一気に激増。それまで数百人程度だった平均観客数は一気に3000人近くにまで増え、2万5000人近く集めた試合もありました。ですがその後、観客はズルズルと減っていき、2019年の平均観客数はおよそ1300人。WEリーグは観客動員目標を5000人としていますが、達成は容易ではありません」(フリーのサッカー記者)

 懸念事項の1つは、秋に開幕して春に閉幕する「秋春制」を導入したことだという。

「世界の主流でもある、Jリーグでも何度も導入が検討されてきた秋春制ですが、真夏の炎天下でのプレーを避けられる選手には優しくても、寒空の中で観戦するファンには過酷なもの。これからファンを増やそうというリーグが“選手ファースト”を選んだことが動員にどう影響するか、大きな心配のタネです。

 また、本拠地が偏りすぎなのも気になりますね。全11チームのうち6チームが首都圏にあり、埼玉だけで3チームあるのに、西日本はわずか2チーム。横浜・名古屋・大阪にチームはなく、九州全体も0チーム、サッカー王国・静岡にもチームはありません。すでに多くのサッカーファンがいる地域のチームがないのは大きなマイナスポイントでしょう。

 そして、決定的なのは世界との“距離”です。W杯を制した時はアメリカと日本が2強でしたが、その後、各国が力をつけ、世界ランキングは徐々に低下。東京五輪は新リーグ開幕を盛り上げる絶好のチャンスでしたが、決勝リーグの初戦であっさり敗れてしまい、ほとんど話題にならなかったのも痛手でした」

 ただし、芸能界には強力な“援軍”の存在が。人気アイドルグループ日向坂46の影山優佳だ。大のサッカーファンとして有名な影山は、WEリーグにも興味津々だという。

「グループアイドルでは、キャラを引き立たせるために『○○好き』をアピールする子がいますが、影山のサッカー好きは本物。サッカー番組『FOOT×BRAIN』(テレビ東京系)に出演した際には、『クロップ監督時代のドルトムントに惹かれた』『趣味は戦術分析』『JリーグはJ3までチェック』などと、サッカー愛をまくしたて、司会の勝村政信やゲストの北澤豪をア然とさせていました。

 影山は都内の超進学校出身で、大学受験のために2年間アイドル活動を休養するという経歴を持っており、東大受験にチャレンジしたという噂も。そのためか、地頭を活かした豊富なボキャブラリーで自分の考えを説明するのが得意で、WEリーグ特集でゲストに呼ばれた際には、SNS映えするチケットの導入などさまざまな“集客プラン”を提案していました。『アイドル』『日向坂46』という肩書きだけでも強いのに、これだけサッカーについて話せるタレントは芸能界でもかなり貴重です。WEリーグにとって、影山の存在は強い味方でしょう」(エンタメ情報誌記者)

 コロナ禍での開幕という大きなハンデを背負ってのスタートとなるWEリーグだが、影山の“おひさまパワー”で未来は明るい?

石井洋男(スポーツライター)

1974年生まれ、東京都出身。10年近いサラリーマン生活を経て、ライターに転身。野球、サッカー、ラグビー、相撲、陸上、水泳、ボクシング、自転車ロードレース、競馬・競輪・ボートレースなど、幅広くスポーツを愛する。趣味は登山、将棋、麻雀。

いしいひろお

最終更新:2021/09/12 18:00
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