菅義偉首相の電撃辞任「もうメチャクチャだ。最近の菅さんは怖い」の真意と“二階の逆襲”
#週刊誌スクープ大賞
今週の注目記事・第1位「TOKYO2020、未使用医療物資は語る」(『週刊文春』9/9日号)
同・第2位「『毛利元就』末裔のエリート外交官が息子に告発されて」(『週刊新潮』9/9日号)
同・第3位「バイデンの大使人事が絶妙な理由」(『ニューズウイーク日本版』9/7日号)
同・第4位「トヨタは東京オリパラで何千億円失ったのか」(『週刊ポスト』9/17・24日号)
同・第5位「枝野幸男よ、この一番大事なときに君は何をやっているのか」(『週刊現代』9/11・18日号)
同・第6位「国立大生を硫酸男に変えた『医師の母』『カブト虫』『映研』」(『週刊文春』9/9日号)
同・第7位「新婚ニート夫の『女子高生』愛を許せなかったコンビニ妻の狂気」(『週刊文春』9/9日号)
同・第8位「菅田将暉・小松菜奈『結婚へのカウントダウン』超高級マンションにお引越し」(『フライデー』9/17日号)
同・第9位「カブール救出作戦でたった一人の体たらく-なんで韓国にも大負けなのか」(『週刊新潮』9/9日号)
同・第10位「松山英樹が自伝で書いた 止まらない涙、恐怖、そして焦燥」(『週刊現代』9/11・18日号)
同・第11位「工藤会トップを怒らせた裁判長の履歴書」(『週刊文春』9/9日号)
同・第12位「小室佳代さん今度は『傷病手当』不正受給-勤め先長期病欠でも軽井沢で……」(『週刊新潮』9/9日号)
同・第13位「西浦教授激白『菅総理、不都合な真実を直視してください』」(『週刊文春』9/9日号)
同・第14位「日本中枢の崩壊-菅『錯乱』と河野パワハラ音声」(『週刊文春』9/9日号)
同・第15位「五輪アプリ開発責任者が実名告白、平井デジタル庁はもう既に壊れている」(『週刊文春』9/9日号)
同・第16位「菅<タニマチ>が持ち歩く韓国大使館<ニセ名刺>」(『週刊文春』9/9日号)
同・第17位「ベテラン政治評論家が辛口採点! 『菅も岸田も石破も、総理失格』(『週刊ポスト』9/17・24日号)
同・第18位「二階の逆襲 菅も岸田も、まとめて潰してやるよ」(『週刊現代』9/17・24日号)
【巻末付録】現代とポストのSEXYグラビアの勝者はどっちだ!
・
今週の週刊現代と週刊ポストは月曜日発売。
現代とポストにとっては絶好のタイミングの発売になったと思った。
菅首相が突如辞任し、秋篠宮眞子さんの結婚が決定した。この重大ニュースを文春と新潮は発売日の関係で入れられなかった。
それなら現代かポストで読むか。そう思って買ってみたら、なんと、木曜日締め切りだから菅首相のまま。ガックリ!
この両誌、ツキもなくなってきたようだ。
というわけで、今週の政治記事はボツではなく、評価を大幅に下げた。
そのつもりでお読みください。
先週の現代は、二階幹事長が菅首相を見捨てて石破茂に走ると書いた。その予想通りではないが、菅がこともあろうに二階を斬ると動いたところ、あっさり二階にひっくり返され、菅の方が辞任する羽目になってしまった。
これは二階を下ろそうと目論んでいた安倍や麻生にとっても大きな痛手ではなかったか。
現代によれば、
「二階さんを潰したいなら、そのまま幹事長として選挙に突入させ、大敗の責任を取らせてクビにすればよかった。今度の選挙でピンチなのは安倍チルドレンの議員です。これで選挙に負けたら、安倍さんは自分の勢力が削られるだけになる。
安倍さんは『森友・加計問題』と『桜を見る会疑惑』を蒸し返されることを恐れていますが、その詳細なデータは、二階さんが幹事長室にがっちり保管している。表向き、菅―二階体制を支持せざるを得なかった理由がそれです。二階さんに逃げられたことは、虎を野に放ったに等しい」(別の自民党閣僚経験者)
次の総裁選は、二階の思うままになるのかもしれない。
お次はポスト。
歴代首相の失敗と成功を見つめてきたベテランの評論家、ジャーナリスト5人に、総裁選有力5候補の『総理の資質』を10段階で採点してもらい、菅首相と比較したというが、その菅首相は既に退場した。
こういう企画ほど虚しいものはないが、一応見てみるか。
石破茂も、河野太郎を応援して出馬しない模様だという。気の抜けたビールのような総裁選になる。
ちなみにここで菅首相は21点、石破茂は26点で最高点である。最初に立候補した岸田文雄は19点で、派閥の伝統に縛られ大局観がないという批判がある。高市早苗は23点。
主張を前面に出して出馬、国民からの批判にも開き直っていた。
安倍は高市を推すそうだが、無理だと思う。
河野太郎も23点。度胸があり大国にもはっきりものがいえる反面、人の意見に耳を貸かさない面がマイナス。菅に近づきすぎてワクチン接種もいまだ道半ばである。
どうやら岸田と河野の争いになりそうだが、どちらになってもあまり代わり映えはしない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事