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岡田健史と裁判の末になんとか関係修復も…手放せない所属事務所の懐事情

岡田健史と裁判の末になんとか関係修復不可も…手放せない所属事務所の懐事情の画像1
岡田健史(写真/Getty Imagesより)

 俳優の岡田健史が所属事務所「スウィートパワー」からの退所を求めて起こした裁判で、岡田側と事務所側が8月31日、東京地裁で和解。当初の契約期間通り、2023年3月31日まで同社のタレントとして活動、その後の契約は更新しないことに合意したことを発表した。

 岡田は18年にTBS系ドラマ『中学聖日記』で芸能界デビュー。今年3月に契約解除の仮処分申請をし、4月末には岡田自ら裁判所に出頭し、事情を説明している。

「岡田が〝反乱〟を起こした理由は、事務所の女社長の〝暴君〟ぶりに耐えきれずに複数の社員やタレントが退社したことや、自身の薄給や作品選びなど、多くの不満があったことに端を発する。ところが、芸能プロとタレントは、一般の会社員のような労働者としての契約ではなく、アーティスト契約を結んでいるので、よほど契約を解除するに値するべき理由がないと退社が認められず。もともと、岡田に勝ち目はなかった」(テレビ局関係者)

 和解発表から一夜明けた今月1日、岡田は自自身のインスタグラムを更新。《ただの青年だった私に奇跡が起きたのは、紛れもなくスウィートパワーのおかげです。私を見出し、私に学びの場を与えて下さったこと、一生忘れません》と事務所への感謝をつづった直筆の文書を投稿したが、この日の投稿とそのほか1枚を抜かして、これまでの投稿をすっかり削除してしまったのだ。

「業界では『せめてもの岡田の〝反抗〟だった』という見方が強い。すでに、退社の時期は決まっているから、これからは移籍先探しに向けて動くことになるでしょう。個人事務所での活動になるとしても、どこか大手に頭を下げて業務提携といった契約のほうが、スキャンダル対策も含め自分の身を守ることになる」(芸能事務所関係者)

 とはいえ、和解してもすでに両者の関係を修復することはかなり難しそうだが、事務所側にはそう簡単に岡田を手放せない理由があったようだ。

「同事務所に所属していた堀北真希さんは芸能界を引退し、さらに桐谷美玲は育児のためすっかり活動をセーブ。今や岡田が稼ぎ頭になってしまった。おそらく、岡田を手放したら一気に事務所の経営が傾いてしまっただけに、残りの1年半は何事もなかったかのように仕事を入れることになるだろう。その間、後釜を発掘・育成しなければならないが、コロナ禍もあり、そう簡単なことではない」(芸能記者)

 残る1年半、岡田は「忍耐」という言葉の意味を実感することになりそうだ。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/09/08 02:29
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