松本人志と太田光の“タブー共演”で、中居正広を大御所が称賛 テレビの危険な面白さを語る
#松本人志 #太田光
こんにちは。ラジオ書き起こし職人のみやーんZZです。いつも聞きまくっているラジオの中から興味深かったエピソードを紹介する連載の第31回目。今回は2021年8月30日放送のニッポン放送『高田文夫のラジオビバリー昼ズ』の中から、高田文夫さんがフジテレビ特番『ラフ&ミュージック』で実現をしたダウンタウン・松本人志さんと爆笑問題・太田光さんの共演について話していた部分です。
「ピリピリして面白かったね、太田・松本。ピリつきすぎだろ、みんな。もうね、『お前はただの現在にすぎない』だよ。太田がよく言うけどさ、本当にあの生放送は面白かったね。本当に『今』を捉えていたよ。やっぱり生放送はあれしかないよね」と話し始めた高田先生。
以前から番組内で「テレビの面白さの真髄は生放送だ」と言及してきた高田先生がこれまで「共演NG」とされてきた松本・太田の生放送共演の緊張感を解説します。
「太田はさ、エンディングで人が集まっちゃうと、興奮してワッとやっちゃうんだよ。で、(『ENGEIグランドスラムLIVE』で)ケーキで滑って頭を打ったろ?
昔、『爆笑ヒットパレード』で当時売出し中の爆笑問題と浅草キッドを俺が仲が悪いように演出していて。エンディングでズラッと並べたら太田と博士が殴り合ってたんだよ。大御所たちがズラッと並んでいるのに、無名の若手2組が殴り合ってどうするんだ?っていう。もう意味がわかんないんだよ」と大人数が集まった際の太田さんが取りがちな行動を紹介。
そしてその太田さんを、体を張って制止した田中さんについても「田中、パンチが出てたもんな。あそこがあいつの出番だからな」とその役割を話します。
「田中と、あとはソツのない中居だよ。なにかあると間に入るな、あいつは。『いいとも』のエンディングの時といい、なにかゴタゴタがあると『まあまあまあ……』って割って入っているのが中居。で、黙って見ているのがナイナイ。ジーッと。少しは当事者になれっていうんだよ(笑)。でもテレビは面白いね。ああいうのはね」と松本さん、爆笑問題以外の方々のそれぞれの動きも逃さず紹介。
「ほとんど吉本の芸人ばかりブワーッといるところに爆笑問題が行くわけだろ? 俺、本当に思い出したもん。あそこのスタジオ、吉本しかいないところに太田、爆笑だけが行く。『昔もこういう絵柄、あったな?』って思ったの。で、思い出したらさ、そう。漫才ブームの時のたけしさんと同じ。あれもズラーッと吉本。B&Bもまだ吉本だったし。ぼんちだの、紳助・竜介だの、もう大変なんだよ。 で、ダーッとスタジオに行かなきゃいけないじゃない? そこにたけちゃんが1人で『てめえら、なんだコノヤロー!』って(笑)。単身、東京の人が吉本に1人で殴り込んで。同じ構図だったな。あの時、漫才ブームの時もそうだったんだよ」とアウェイの状況下で暴れまくった太田さんの姿に漫才ブームの頃のビートたけしさんが重なったと話します。
「当時のたけしさん、楽屋でも誰ともしゃべらなくて。俺しかいないからさ、俺が楽屋に行ってたんだよ。たけしさん、そういう1人の孤独な戦いだったんだよ。太田も同じ構図だったね。なんかちょっとかっこいいなって思ったね。いろんな意味で」と話していたのでした。
生放送で暴れまわり、「なにが起こってしまうんだろう?」と見ている我々をハラハラさせてくれた太田さん、たしかにすごかった! やっぱりテレビは生が一番面白い。そんなことを再認識させてくれた太田さんと高田先生でした。
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