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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 菅首相の側近が群がった横浜カジノ利権の闇

菅義偉首相の側近が群がった横浜カジノ利権の闇と横浜市長選”不信任”

岸田文雄、石破茂はどう動く? 自民党総裁選前の舌戦と“二階切り”

 サンデー毎日から1本。

 実質、総裁選が始まったが、この男が出馬するかどうかで様相が変わるかもしれない。

 菅に斬られる二階幹事長が石破茂を担いで、安倍たちに報復するという情報もある。

 その石破にサンデー毎日がインタビューしている。

――なぜ臨時国会主張?

「コロナ感染に医療の対応能力が明らかに追いついていない。東京では万単位の陽性者が自宅療養を迫られ、病院たらい回しによる悲劇が起きている。国会議員の職責は任期の最後の一日まで、法律を通し予算を成立させることだ。感染者を重症化させず、死に至らしめないよう、日本の医療体制をより機動的、弾力的なものにする、そのためには医療法、感染症法を抜本改正すべきだ。
 クルーズ船感染が起きた昨年2月から一貫して主張してきた」

「まずは、医療法体系の頂点にある医療法に、知事が医療機関に対しコロナ患者の受け入れを指示・命令できる規定を設ける。今のような要請ではなく、強制力を伴うものだ。当然補償とセットだ。
 もう一つは、野戦病院的な臨時の受け入れ施設を作ることだ。自衛隊医官が総括して管理し、民間から医師や看護婦を出してもらう形が望ましい。千葉県柏市で赤ちゃんが亡くなった事件があったが、助産婦の確保や派遣体制の構築も必要だ。思いつくこと、考えつくことをすべて実行し、費用を手当てすべきだ。法律、予算は国会を開かなければできない。何のために使うかは、予備費ではわからない」

――どんな日程で?

「9月冒頭に臨時国会を開く。1カ月あれば十分だ。土日もやればいい。国会を開くとなれば、野党も政府の批判ばかりというわけにはいかない」

――正論だ。なぜできない?

「できないことはないだろう。国会を乗り切る自信がないとか、答弁に自信がないとか、必要な法案を準備できないとか、反対する勢力をして説得できないとか言われているが、そこにはどうすれば国民が安心するかという視点が抜け落ちている。政府だけでなく与野党含め、今の政治として精一杯のコロナ対策を国会で審議したうえで、国民から審判を受けるべきだと思う」

――党内でなぜ広がらない?

「石破の言っていることは正しい、だけど……という、ここ数年起きていることはそういうことばかりだ」

 正論居士とでもいうのだろうが、いうだけ何とかで終わってしまわないか。

 菅は、臨時国会は開かないと決めたようだ。石破も正念場だ。

 ところで、総裁選が9月17日告示、29日投開票と決まった。コロナ対策に有効な手を打てず、支持率は危険水域をはるかに超えた25.8%(ANNの21、22日の世論調査)にまで落ちた。

 こんな菅で衆院選は戦えないと思うのが普通だが、二階は早々に菅支持をいい出し、石破茂もコロナ禍を理由に不出馬を表明してしまった(その後白紙に)。

 安倍前首相と麻生太郎は、操り人形の菅でとりあえずいくが、その代わり、二階を幹事長から降ろして副総裁という名前だけに祭り上げてしまえ、と要求しているといわれる。

 岸田文雄が出馬会見で「二階俊博幹事長を切る」といって強気のところを見せたが、早速菅は、二階を幹事長から外すといい出した。

 本当にできるのかね。

 現代は、二階は菅を捨てて、石破茂に乗り換えるといい出していると報じている。

 呆れ果てる節操のなさだ。

 歴史観も国家観もない連中の寄り集まりだから今さら嘆いても詮無いが、日本の行く末がこれでいいのかと思いたくなる。

 米ボストン大学のアンドリュー・ベースビッチ名誉教授が朝日新聞(8月25日付)で、バイデンのアフガン撤退について述べている中で、「民主主義国家ですから、責任は国民にあります。(アフガン=筆者注)戦争が長引いたのも、国民が許容できると考えたからです」と、国民の責任を指摘している。

 ポスト菅も、岸田文雄、小池百合子、高市早苗、河野太郎、小泉進次郎……こんな連中しかいないのも、我々の責任なのだ。すぐに始めなくてはいけないのは政治家を育てることである。迂遠のようだが、そこからしかこの国を変えることはできはしない。

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