菅義偉首相の側近が群がった横浜カジノ利権の闇と横浜市長選”不信任”
#週刊誌スクープ大賞
宮迫、渡部の復帰の道と千葉真一、二瓶正也の訃報
お次はフライデーから。
2019年6月に「雨上がり決死隊」の宮迫博之の闇営業問題をフライデーが報じてから700日。8月17日に相方の蛍原徹と宮迫がそろって会見して解散を発表した。
宮迫はYouTubeでチャンネルを持ち、登録者は2020年7月に100万人を突破した。それでも宮迫は、「相方の横に戻りたい。テレビに戻りたい」といっていたが、独りよがりで、蛍原には伝えてなかったという。
蛍原は会見で、「宮迫さんに対する気持ちにズレが生じてきました。宮迫さんがYouTubeをやり始めてから、方向性(の違いが)どうも大きくなってきたような。僕は複雑な気持ちが続いてました」と、宮迫批判を隠さなかった。
所属していた吉本興業の大崎洋会長も、「もう戻らんでええと思うで。辞めてまで吉本のことをネタにするなよ」と冷たい。
宮迫は芸人仲間からもバッシングを受け、YouTubeチャンネルも休止したという。
多目的トイレ不倫のアンジャッシュ渡部建も復帰のメドは立たないようだ。芸人が反社との付き合いや不倫がバレると、茶の間の主婦たちが許さないから、復帰の道は険しいようである。
さて、千葉真一の死が大きく報じられている。映画俳優として、野際陽子の夫として、アクション俳優を養成して真田広之らを輩出したこと、多額の借金を重ねたが、最後まで映画作りの情熱が冷めなかったことを、各誌が報じている。
中でも、深作欣二監督の『仁義なき戦い 広島死闘篇』で千葉が演じた大友勝利の「うまいもん食うてよ、マブいスケ抱くために生まれてきとるんじゃないの」というセリフが繰り返し引用されている。私は菅原文太が演じた広能昌三の「弾はまだ残ってるがよう」も好きだ。
アクションに生涯を賭けた千葉らしく、80歳を超えてもトレーニングを欠かさず、後輩の俳優・岡崎二朗が7月初めに会った時、「ワクチンだけは絶対に打っちゃダメだ。ワクチンで死んだら元も子もない」と副反応を本気で心配していたという。
だが7月末に咳が頻繁に出るようになり、38度を超える熱が下がらず、PCR検査を受けると陽性だといわれた。その後苦しくなり自分で救急車を呼んだ。それから10日後に心肺停止になってしまった。
「魅力あふれる“役者バカ一代”」(新潮)が去ってしまった。
ところで二瓶正也という俳優を知っておいでだろうか。テレビ『ウルトラマン』(1966~67年)で科学特捜隊のイデ隊員を演じたことで人気者になった。加山雄三の『ハワイの若大将』で運動部のマネージャー役も演じている。
彼とは長い付き合いになる。私と猪坂豊一が主催していた「マス研」の会によく来ていた。声の大きな愉快な人で、いつ会っても楽しい酒になった。鎌倉の家に遊びに来てくれと何度もいわれたが果たせなかった。その二瓶が先日亡くなった。享年80。
あの「元木さん、ヤホー」という明るい大声が聞けないと思うと寂しい。
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