松本人志と豪華共演『ラフ&ミュージック』が実現した背景 フジ、Amazonの思惑絡み合う?
#松本人志 #フジテレビ #爆笑問題 #内村光良
松本人志、中居正広、ナインティナイン、アンタッチャブル、千鳥が出演したフジテレビ系バラエティー番組『ラフ&ミュージック~歌と笑いの祭典~』が8月28、29日に合計9時間にわたって生放送された。
アーティストによる楽曲披露と芸人のネタを組み合わせつつ、コラボ企画やトークを繰り広げた同番組。フジテレビ系で恒例だった『FNS27時間テレビ』に代わるポジションの番組ともいえる。
「条件が整っていれば、このメンバーで『27時間テレビ』を生放送でやっていた可能性もあったということでしょう。ただ、コロナ禍でもあるし、『27時間テレビ』をやったところで数字も見込めないしで、“2夜連続の生放送”というのが、ちょうどいい落とし所だったのかもしれないですね」(テレビ局関係者)
28日には松本人志と爆笑問題、29日には松本と内村光良という珍しい共演もあった。
「いずれも、7年前の『笑っていいとも!』の最終回以来の共演です。番組の構成的には、何か目玉の企画があったというわけではなく、比較的淡々と進んでいたので、これらのレアな共演があったことは話題性も大きかった。というよりも、基本的に歌とお笑いネタだけで9時間の生放送をやろうというのがすごい。MC陣の豪華さがあったからこその企画ですね。
それと同時に、こういった生放送でいろいろな人と絡んでいる松本さんを見ると、本当に時代が変わった思いますね。昔ならこういった番組のメインMCは断っていたはずですよ」(同)
松本がこの番組に出演した背景には、さまざまな事情も絡んでいるようだ。
「ここ数年、松本さんはフジテレビの土曜夜9時からのスペシャル番組枠『土曜プレミアム』と強いつながりがあるんですよね。松本さんが企画する『すべらない話』や『IPPONグランプリ』などは、まさにこの枠で放送される番組ですし、昨年からは『まっちゃんねる』という実験的な番組も始まりました。ある種、フジテレビは松本さんに自由にできる機会を与えていて、そういった関係性があるからこそ、松本さんの生放送での司会が実現したのでしょう」(お笑い事務所関係者)
さらに、松本人志とAmazon Primeビデオとの関係性も影響しているという。
「松本さんは、『ドキュメンタル』のほか、庵野秀明監督との対談番組など、Amazon Primeビデオでも、自身の番組を配信しています。そして、土曜プレミアムで松本さんの企画を放送する際には、必ずAmazon PrimeビデオがテレビCMを打っているんですよ。今回の『ラフ&ミュージック』でもAmazon PrimeビデオのCMが流れていましたね。つまり、松本さんが今回の生放送に出ることは、Amazonのためでもあり、フジテレビのためでもあるということ。松本さんとその2者との関係性がもたらした番組だったというわけです」(同)
大人の事情も少なからず絡み合っていた『ラフ&ミュージック』。来年また放送されるかどうかは、松本の状況次第といったところだろうか。
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