乃木坂46の新曲は王道アイドルソング! “原点回帰”で狙う「第2の黄金期」
8月26日、乃木坂46の28枚目シングルのタイトルとフル音源が解禁された。28枚目シングルのタイトルは『君に叱られた』でセンターは初抜擢となる4期生・賀喜遥香である。
楽曲を聴いたアイドル誌ライターが言う。
「乃木坂46の曲といえば、『シンクロニシティ』のような社会に対してメッセージ性のある名曲が印象的です。しかし、今回の『君に?られた』はとてもポップなテイストで深いメッセージ性はいい意味で無く、まるで『ガールズルール』のような初期の乃木坂46の可愛らしく明るい曲。まさに王道アイドルソングといった感じです。テンポもよくどこか中毒性があります。歌詞は『君に叱られて嬉しい』など、変わった内容ですが、それもまた初期の乃木坂46のようなアイドルらしさを感じます。また、これまで4期生楽曲は『I see…』や『Out of the blue』『猫舌カモミールティー』など、明るくかわいらしい王道アイドルソングが続いています。今回はその中でも大ヒットとなった『I see…』でセンターを務めた賀喜が表題曲センターですから、賀喜らしい楽曲と言えるでしょう」
『君に叱られた』は音源解禁後すぐにツイッターでも話題となり、「イントロが良すぎる」「かっきーにぴったり!」「MV解禁が楽しみすぎる」といった高評価の声が続出。「コロナ渦で考えが偏っている人に対して暗にメッセージを発信しているのでは?」と深読みする人もいて、ファンはパフォーマンスの初披露を心待ちにしていようだ。
「今回のシングルは時期的にレコード大賞で披露する曲になるでしょうから、『シンクロニシティ』や『インフルエンサー』などインパクト重視の曲かと思っていたので意外でした。しかし、今は1期生中心時代から3、4期生中心に世代交代しようとしている過渡期。一旦原点回帰して、王道アイドルソングをリリースするのは納得です。賀喜は特にルックス、キャラともに乃木坂46ファンからの評価が高く、新時代を切り開くのにぴったりな存在。今回ヒットすれば世代交代もだいぶいい波に乗ったと言えるでしょうからね」(アイドル誌編集者)
乃木坂46の過去のシングルで一番売り上げ枚数が多いのは、22枚目シングル『帰り道は遠回りしたくなる』で、それをピークに段々と売り上げ枚数が減っているのが現状である。
「乃木坂46は現在も間違いなくトップアイドルですが、かつて1期生ばかりが選抜だった時代の黄金期を経て、生駒里奈や西野七瀬らグループの中心メンバーが卒業したあたりから古参ファンが離れ始め、パワーダウンが見られました。しかし、ここにきて3期生、4期生の活躍が目立つようになり、運営もここでもう一度黄金時代のような勢いを取り戻したいはずです。今年の賞レースの勝負曲として、どこまで一般層に浸透するのか見物です」(前出・アイドル誌編集者)
『I see…』はカップリング曲ながら若い女性たちのカラオケ定番ソングになっている。『君に叱られた』がそれを超える大ヒット曲になるだろうか。
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