ラバーガールに直撃!なぜ人力舎の単独ライブが吉本のチケットサイトで売られているのか?
#ラバーガール #人力舎
初の配信ありで「カメラ目線になるかもしれません」
――今回は最終公演に配信も入ります。ネタをつくるときにそこを意識する部分はありますか?
飛永 難しいですねぇ。数でいうと、ライブを生で観てる人より配信で観る人のほうが下手したら多いじゃないですか。目の前の人を笑わせたいけど、その人にしか届かないことをやったら配信ではスベってるようにも見える。ただ、本来なら全国ツアーをやれるようになってきていたのに今年はそれができなくて、観たくても観られない人がいるのはもったいないなと思うんです。それで心が離れてしまうのも嫌だから、配信をやったほうがいいなってところだよね。
大水 そうですね。自分も音楽の配信ライブを何回か観ていて、これはこれで楽しめるなと思いました。僕らのライブは、内容的にすごく配信を意識してるわけではないけど、配信の人が観たら面白いと思う箇所もちょこちょこっと入ってます。
飛永 そこは大事にしないといけないんだろうなと思います。
大水 だから、何回かカメラ目線になるかもしれないですね。
飛永 事前に言っておかないとね。そうは言っても、まだいろいろ読めないところは多いんですよ。たとえば細かい部分だと、「チラシはいるのか?」っていうのも今回は悩みました。今は劇場で手配りできないからネット上の画像だけになるわけで、じゃあ果たして必要なのか、って。結局、メインビジュアルをひとつつくりましたけど。
――そのメインビジュアルが気になるんです。今回の「史上最高の夏!」のメインビジュアルは普段のラバーガールさんの雰囲気と全然違いますよね? 前回の「お前ら愛してるぜ!」もそうでした。
飛永 そうですよね、そこですよね。セルフプロデュースなので、素の自分たちを客観的に観るのが恥ずかしいっていうのはあります。“普通っぽい感じ”で撮って自分で写真見て「いいねぇ」って、ちょっとナルシストじゃないですか。
大水 そうですねぇ。基本、「なんかふざけてんなぁ」って思われたいところはありますね。それと、好みの周期もあると思います。20代の頃はライブ自体もチラシもおしゃれでキレイめなのが好きだったけど、今はちょっとふざけてるものが好きな時期がだんだん来てて。また40代になったら変わるかもしれないです。
飛永 ギリだね。40代で今の感じはまた嫌になるかもしれない。
大水 サムい感じになるかもね。
飛永 もうサムいかもしれないし。
大水 そうか、もうサムいのかもしれない……。
――そんなことはないと思いますよ。
飛永 ありますよ。
――だとしても、なんで甚兵衛+サングラス+ネックレスなんですか?
2人 (笑)。
飛永 今年はコロナがあるから、撮影するにも海やプールはどうかなと思ったのと、バシッと来るイメージがなくて。いろいろ考えてるうちに「なくてもいいかな」と思ったんですけど、「やっぱり必要だ」ってことになって、甚兵衛とネックレスとサングラスを急遽買い込んで地方営業の出番合間に後輩に撮ってもらいました。
大水 撮影:いかちゃんです。
飛永 写真の加工も自分でやったんで、サングラスの中に写り込んだいかちゃんを消したりね。
――そこまでご自分でやるんですか! 少数精鋭ですね。
大水 こんなに少数で単独ライブ作ってる人いないんじゃないかな。
飛永 自分のカメラで撮って自分のパソコンで編集して。全部セルフですね。
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