ラバーガールに直撃!なぜ人力舎の単独ライブが吉本のチケットサイトで売られているのか?
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生みの苦しみ、腰の重さ、それでも単独をやる理由
――8月26日から28日にかけて、2年半ぶりの単独ライブを開催されます。2018年、2019年は全国ツアーまでされていたのが、少し間隔が空きました。
大水 去年もやりたい気持ちはあったんですけど、まだコロナがどんなものかあんまりわかってなかったし、下手したら開催直前で無観客や中止になる可能性があって。そんな中で「どうしようか」と2人で話して、「迷うなら一回やめるか」ってことになりました。
飛永 2人の足並みが揃わないと物事が決まっていかないんですけど、僕が去年は結構後ろ向きだったかもしれないですね。「やる」と言っても喜ばれないものになるんじゃないかと思ったんです。単独ライブを主催して無観客になったりしたら、ダメージが大きいなと思って。それだったら、YouTubeを立ち上げたりしてできることをやっていこうというのが去年でした。そのうえで、今年になったら「もうwithコロナでやっていくしかないんだろうな」と。今はまた状況が変わってきてますけど、開催を決めた半年くらい前はそういう気持ちでした。
――単独ライブがある年とない年で、メンタル面や活動に影響はあるものなんでしょうか。
飛永 僕は正直、生みの苦しみが強くて単独は毎回結構しんどいんです。ネタや演出もそうだし、グッズを誰に頼もうとか映像を誰にやってもらおうとか、つらいところが大きい。ただ、できあがったものを見せるのは好きなんですよ。だからそのためにやらなきゃいけないんでしょうね。やらないほうが精神的には楽だけど、やらないと「自分は何者なんだろう」って感じがするので。それと、自分の感情だけじゃなくてコンビとしてのことを考えると「やったほうがいいか」と思います。僕自身は、すごいやりたいかって言われたら、わっかんないです。
大水 そんなインタビュー読んで誰がチケット買うんだよ(笑)。
飛永 違う違う、やっぱ大変だから(笑)。
大水 単独ライブ以外で新ネタをつくっても、思い切ったことをやりづらいというのはあります。主催ライブで新ネタ下ろすってなったら、ウケるやつを考えないといけないから。単独ライブのほうがネタをつくるときの考えの幅が広いですね。「今回はこういうことができたな」「こういう役もやれたな」とか、自分の成長は単独をやったほうが感じられます。だから本当は毎年やったほうがいいんでしょうけど、僕も腰が重いんですよねぇ。それで間隔が空いちゃうところはあります。「やりましょうよ!」って熱心に言ってくれる人が近くにいたらいいんですかね。
飛永 そういう体育会系の人が近くにいたらいいんですけどね。
大水 まぁでも、好きで入った世界で嫌な思いしてまでやる意味もわかんないから、やろうと思ったときにやるってことでいいのかなって気もします。
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