乃木坂46真夏の全国ツアー、10周年セレモニーで齋藤飛鳥が見せた“努力の軌跡”
#齋藤飛鳥
8月21日、乃木坂46真夏の全国ツアー福岡公演が有観客で行われた。
この日は乃木坂46の結成10年記念日ということで、「10周年セレモニーコンサート」となり、配信でライブを視聴した全国のファンが、彼女たちの足跡に思いを馳せていたようだ。
「今回のライブは事前にファンに表題曲、アンダー曲、期生別曲、ユニット曲などすべての乃木坂46の曲の中から好きな曲を投票してもらい、上位40曲のうち30曲を披露するというものでした。『サヨナラstay with me』など、今まであまり目にする機会のなかった名曲も披露され、ネット上でも話題となりました」(アイドル誌ライター)
全31曲のうち、一番多くセンターに立っていたのは1期生・齋藤飛鳥だ。
「ほとんどの楽曲は選抜メンバーとアンダーメンバーに分かれて披露されたのですが、選抜メンバーでの披露曲の多くを齋藤がセンターを務めていました。しかし、6thシングルのアンダー曲である『扇風機』が披露された際には、この曲のオリジナルメンバー(リリース当初のパフォーマンスメンバー)でセンターだった齋藤も、アンダーの衣裳で飛び入り参加。センターに立ち、会場を沸かせました。齋藤は今ではグループの圧倒的エースですが、最初はなかなか選抜にも選ばれなかった。今回、齋藤がアンダーメンバーと共にパフォーマンスをしたことは、非選抜の時代からエースに上り詰めるまでの“10年間の努力”を感じることができ、感慨深いものがありました」(前出・アイドル誌ライター)
人気絶頂だったAKB48の「公式ライバル」として誕生した乃木坂46だが、国民的アイドルになるまでの道のりはけっして順風満帆ではなかった。
「途中のMCタイムで和田まあやがトークしていた内容が印象的でした。1期生は結成当初、まだ世間的に無名の乃木坂46というグループを広めるために、ショッピングモールでパフォーマンスしたり、街頭でティッシュ配りをしたり、まるで地下アイドルさながらの下積み時代を送ってきて、今がある。アリーナ、武道館、ドームなどキラキラしたステージに立つまでには血のにじむような苦労と努力があった。そういう話は彼女たちの10年がいかに波乱万丈であったかよくわかりますし、そういった先輩たちのおかげで今があるということを後輩たちは改めて感じ、先輩を尊敬する乃木坂46らしい雰囲気を守り続けるものとなります」(アイドル誌編集者)
そんな感動的なライブでは、最後にファンへのサプライズもあったようだ。
「30曲目には10周年を記念して作られた新曲『他人のそら似』が生田絵梨花センターで披露されました。歌詞や曲調はかわいらしく乃木坂46らしいものでしたが、注目すべきは振り付け。デビュー曲『ぐるぐるカーテン』から最新曲『ごめんねFingers crossed』までの表題曲(一部カップリング曲も含む)全てのそれぞれの特徴的な振り付けを組み合わせたものとなっており、まさしく10年を記念するにふさわしい新曲でした。これまでの軌跡が凝縮された新曲にメンバーが楽しそうな表情を浮かべているのを見て、ファンもますます応援したくなったと思います」(前出・アイドル誌編集者)
次の10年に向けて、今度はどんな景色を見せてくれるのだろうか。
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