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手越祐也も全力擁護したメリー氏の手腕… 『全裸監督』への対応と『金屏風事件』ほか裏仕事たち

スキャンダルつぶしにも手腕を発揮した

 そして、そうした一面が時に外部に対して強硬な手段に出たり、軋轢を生むこともあったようだ。前出のマネジャーは語る。

「今では『全裸監督』として名を馳せた村西とおるさんが、当時人気絶頂だった田原俊彦さんと一夜をともにした女性を題材にした告白AVをプロデュースしました。その際、メリーさんと大手出版社の会議室で直接対峙しましたのですが、そこへ彼女は複数の田原さんの女性ファンたちを連れ込み、一夜をともにしたという女性を罵倒する手段に出たことを明かしています。また、近藤真彦さんと中森明菜さんによるかの有名な“金屏風会見”もメリーさんが絵を描いたと言われていますからね」

 そのうえで、こう続ける。

「昭和の芸能界はいわゆる興行の世界で、まだまだコワモテの人たちが跋扈していました。そういった人たちとの折衝もジャニーさんというよりは、経営面を仕切っていたメリーさんが対応していた印象があります。実際、芸能界のドンと呼ばれる人たちはもちろんのこと、そうした業界の大物からもその胆力や気の強さで一目置かれていたようです。まあ、そのくらいじゃないと魑魅魍魎うごめく芸能界で、弟とたった一代であれだけの“帝国”を築くことはできないですよ」
 
 昭和、平成そして令和と一大帝国を築いた芸能界の女帝の死は今後の業界に大きな影響を及ぼしそうである。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/08/19 19:00
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