キンプリ岸ほか、有名タレント出演で…『24時間テレビ』名物企画マラソンを開催も日テレ局内に緊張が走る理由
#24時間テレビ
今月21日、22日に放送される日本テレビ系『24時間テレビ44』内で行われるマラソン企画の内容が同月15日放送の『ザ!鉄腕!DASH!!』内で発表された。
44回目の放送を迎える『24時間テレビ』。今年テーマは「想い~世界は、きっと変わる。」で、メインパーソナリティーをジャニーズ事務所の人気グループKing&Prince(キンプリ)、チャリティーパーソナリティーを女優・菅野美穂、スペシャルサポーターをお笑いコンビ・チョコレートプラネットが務めて東京・両国国技館で、無観客で開催することなどが発表されている。
そんな『24時間テレビ』の名物企画であるチャリティーマラソンだが、2020年は新型コロナウィルスの感染拡大の影響が取り沙汰される中、シドニー五輪女子マラソン金メダリストの高橋尚子さんが持ち込んだチャリティー企画で、安全な私道のコースを1周走るごとに10万円を募金する「募金ラン」が実施された。
そうした中、今年は「復興への想いを繋ぐ 募金リレー」と題し、20年の「募金ラン」と同様にコロナ禍を鑑みて、公道ではなく、閉鎖された敷地内を舞台に、キンプリの岸優太や元ラグビー日本代表の五郎丸歩氏、元フィギュアスケート世界女王の荒川静香氏ら計10人が、リレー形式で100kmを走るという。
同局の番組スタッフはこう語る。
「緊急事態宣言下ということもあり、今年も20年同様に当初から公道を使った従来のチャリティーマラソンは難しいだろうというのは想定されていました。それに番組の放送自体も含めて、一部視聴者から厳しい批判の声があがることも予想されたので、芸能人だけでなく好感度の高いアスリートのみなさんの力を借りる形にしたんだろうと、局内ではもっぱらです。実際、インターネット上では今回の『募金リレー』の発表に関するニュース記事に対して『募金や支援を募るなら、24時間もくだらない番組をやらないできちんとしたドキュメンタリーを作ったほうが良いと思う』『走る意味がわからないし、チャリティー番組をうたっていながら出演者にギャラを払うのはおかしい』など、否定的な意見も目立ちます」
ましてここに来て、全国的にコロナの感染者や重症者が増加傾向にあることもあり、局内の空気もかなりピリピリしているようだ。
「日刊サイゾーさんでも以前に、ウチが『24時間テレビ』の放送を意識して他局に先駆けて局員や番組関係者のワクチンの職域接種を行っていることを記事にしていましたが、第5波 のピークアウトがいまだに見えない状況の中、番組への逆風は強まるばかり。現場でクラスターなんて発生しようものなら目も当てられませんし、感染対策には20年以上にかなり力を入れているようです。ただ如何せん、現在主流になりつつある変異株は相当に感染力が強いようですから、どこまで対策が功を奏すのかは未知数です。そういった面も含めて放送を無事に終えるまでは、局内のピリピリムードは続くことになりそうです」(前出の番組スタッフ)
20年はコロナ禍での大型番組の生放送を成功させたことで、局内は盛り上がりを見せたというが、果たして今年も大団円を迎えることはできるのか?
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