支持率は28%へーー東京五輪とワクチン接種に命運をかけた菅義偉首相の惨敗
#週刊誌スクープ大賞
ワクチンが効かないーーアメリカで発生したブレイクスルー感染
またコロナの話だが、これも深刻な問題である。
現代がやっている「ワクチンの効果はいつまで続くのか」という特集である。
7月初旬、アメリカのマサチューセッツ州バーンスタブル郡で大きなクラスターが発生した。
感染者は469人。そのうちの346人は規定回数のワクチン接種を受けていたことが衝撃を与えた。
ブレイクスルー感染という言葉は、2度目のワクチン接種を受けたにも関わらず感染してしまうことをいう。
アメリカ疾病対策センターは7月19日、ワクチン接種下にもかかわらず、入院・死亡したケースが5914例あったと公表した。
ワクチン接種が進んでいるイスラエルでは、5月に94%あった予防効果が、6月には64%に急落したと保健省が発表した。
ワクチン接種が大きく遅れている日本では、1回目が終わっても、2回目にめどが立たない人が少なからずいる。
ファイザーのワクチンは2回目接種時点では予防効果が96%あるそうだが、2か月ごとに約6%ずつ効果が下がるという数字があるようだ。
その上、デルタ株のように感染力の強い変異株が広がっているから、効果はかなり下がると見ていいだろう。
3回目も打つべきだという声が広がっているが、WHOは、低所得国のワクチン接種を優先して3回目は控えるべきだといっている。
そういうこともあり、ワクチン接種3回というのはまだまだ先のことだろう。
嘘つき菅首相、河野太郎担当相、厚労省の話なんかまともに聞いていると、この国は変異株大国になりかねない。
戦後最大の国難といえるこのときに、最低の首相しかいないというのは、最大の悲劇である。
ニューズウイーク日本版が「世界が尊敬する日本人100人」という特集を組んだ主旨をこう書いている。
「日本は正しい方向に進んでいるのだろうか。バブル崩壊後の長い停滞から抜け出せず、気が付けば、国際社会から取り残されてしまったのではないか」。そんな気持ちになっている多くの日本人のために、世界を牽引する日本人がいる、誰も見たことがない風景を切り開く日本人がいることを知ってもらいたいというのである。
市川海老蔵、吾峠呼世晴(『鬼滅の刃』の女性漫画家)、松山英樹、大谷翔平、大坂なおみ、安藤忠雄、坂本龍一は知っているが、初めて目にする名前も多い。
猪子寿之はデジタルアートの世界では第一人者で、東京・お台場にある「チームラボボーダレス」の訪問者数は世界一で、アムステルダムの「ゴッホ美術館」を超える年間230万人にもなるという。
BLACKはヨーヨーパフォーマーで、「シルク・ドゥ・ソレイユ」にも出演している。YouTubeで見てみたが、ヨーヨーが見事に芸術していた。
リナ・サワヤマはイギリスで活躍するシンガーソングライターでエンターテイナー。エルトン・ジョンが絶賛し、今年1月にはジョンとのデュエット曲を出している。
インド映画の中心地ムンバイで撮影監督として活躍しているのが中原圭子。東大出のプロゲーマーとして、北米では「格闘ゲーム5人の神」の1人として知られ、すでに56万ドル以上を稼いでいるという「ときど」。
江戸時代からあった「和時計」を腕時計に搭載してヨーロッパ人を驚かせたのは菊野昌宏。鬼才の時計師たちでつくる「独立時計師アカデミー」の会員は31人しかいないが、日本人として初めて正会員に選ばれている。
中国の弁護士に「もっとも尊敬する日本人は誰か」と聞くと、全員が阿古智子と答えるといわれる人権派の東大大学院教授。中華圏や東南アジアで高い人気を誇る元女優・小澤マリアは、現在は歌舞伎町のバーカウンターに立つが、コロナが終息したらフィリピンに戻るという。
ヒカル・ナカムラは大阪生まれでアメリカに移り住んだチェスのトッププレーヤー。全米チャンピオンの座を5回獲得していて、伝説のボビー・フィッシャーの持つ8回の記録を追い越すのも夢ではないといわれている。
たしかにすごい日本人がいるものだ。彼ら彼女たちに共通するのは、自分が心から楽しめるもの、関心のあるものを見つけ出し、それをとことん追求する生き方であろう。
こうした尊敬できる日本人がいるかと思えば、尊敬できない日本人も多くいる。現時点でのワースト1は菅首相で決まりだろうが、2番手にはソフトボールの後藤希友投手の金メダルどころか、金のしゃちほこまで齧ったといわれる河村たかし名古屋市長に票が集まるのではないか。
品性下劣というのは彼のことを指す言葉だ。IOCは河村のよだれで穢れた金メダルを交換するそうだ。ついでに河村も取り換えてほしいものだ。
ワースト3にはテレビ朝日のアホども。閉会式の夜、五輪担当のスタッフ10人で打ち上げと称して宴会を開き、大酒を呑んだあげくにカラオケに繰り出した。その中の女性が泥酔して2階から転落し重傷を負った。
自粛を呼びかける側のメディアの人間がなぜ、などという気はない。どこにもいるバカな人間が、バカなことをやっただけだ。当然だが、こんな連中を使っていたテレビ朝日の責任こそ、問われるべきであろう。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事