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二階堂ふみ、V字回復の『プロミス・シンデレラ』で見せた“実力派女優”としての底力

二階堂ふみ、V字回復の『プロミス・シンデレラ』で見せた“実力派女優”としての底力の画像
『プロミス・シンデレラ』公式サイトより

 二階堂ふみが、実力派女優としての力量をこれでもかというほどに見せつけている。

 現在放送中の二階堂が主演を務める火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』(TBS系)。初回放送を世帯平均視聴率7.9%(関東地区・ビデオリサーチ調べ/以下同)で発進し、第2話でも7.8%をマークしていた同ドラマだが、東京オリンピックの影響もあって第3話は6.7%、第4話は6.2%と落ち込んでいた。しかし先週10日に放送された第5話では8.1%を記録。見事なV字回復を見せただけでなく、初回放送を超える数字となった。

 視聴率が伸びた理由としては、オリンピックが閉会したのもひとつある。しかし、閉会後も視聴率に伸び悩むドラマもある。ここまで綺麗に息を吹き返せたのは、おそらく主演・二階堂ふみの底力であろう。

 二階堂といえば、朝ドラのヒロインからクセのある役どころまで演じこなす実力派女優として知られている。自身が持つ独特な雰囲気を生かしながら、それを与えられた役の個性に当てはめていく様は圧巻。彼女が16歳の時に公開された映画『劇場版 神聖かまってちゃん ロックンロールは鳴り止まないっ』(2011年)から現在まで、数々の名だたる映画賞を受賞しており、その実力は業界内外から認められている。

 そんな彼女が主演を務める『プロミス・シンデレラ』、実は放送開始当初は評判が振るわなかった。というのも、原作が少女漫画ということもあって、そのまま実写化すると“キツイ”描写やセリフも。漫画だからこそ楽しめる現実味の薄い設定や、いじめなどの過激なシーンが、実写化にあたって少々悪目立ちしていた印象だった。

 しかし、回を追うにつれて、ネットでの悪評は目立たなくなった。肌に合わなかった視聴者が離脱したのもあるが、それ以上に、役者陣の演技力を称賛する声が増えたのだ。なかでも「さすが」と視聴者を沸かせているのが二階堂。彼女が演じるヒロイン・早梅の人柄と二階堂の演技力がマッチして、早梅のファンになる視聴者が続出している。

「ヒロインの好感度は、胸キュン系ドラマが成功するか否かの分かれ道。いくら原作が良かろうと、『ヒロインが鼻につく』という理由で視聴率爆死に終わるケースはよくあります。『プロミス・シンデレラ』で二階堂さんが演じている“強い女性”は、芯のある二階堂さんにピッタリの役どころ。漫画原作ならではのベタな展開やリアリティの無さは相変わらずですが、それすらカバーしてしまう自然で魅力的な演技を見せています」(芸能ライター)

 ネットでの口コミの良さに影響されて視聴を始めた人も多いはずだ。今週から物語も後半戦、今期注目のヒロイン・二階堂の活躍を見守りたい。

■番組情報
火曜ドラマ『プロミス・シンデレラ』
TBS系毎週火曜22時~
出演:二階堂ふみ、眞栄田郷敦、松井玲奈、井之脇海、松村沙友理、堺小春、高橋克実、友近、森カンナ、金子ノブアキ、三田佳子(特別出演)、岩田剛典
原作:橘オレコ「プロミス・シンデレラ」(小学館「マンガワン」連載中)
脚本:古家和尚
音楽:やまだ豊
主題歌:LiSA 「HADASHi NO STEP」(SACRA MUSIC / Sony Music Labels Inc.)
演出:村上正典(共同テレビ)、都築淳一(共同テレビ)、北坊信一(共同テレビ)
プロデューサー:橋本芙美(共同テレビ)、久松大地(共同テレビ)
製作:共同テレビ、TBS
公式サイト: https://www.tbs.co.jp/promise_cinderella_tbs/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/08/17 12:00
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