金町は下町情緒豊かで家賃相場も狙い目―利便性も抜群も 気になるのは水の被害
#不動産投資 #東京これから買える街 #金町 #葛飾区
5.葛飾区の地盤や災害の影響は?
ここからは不動産を購入するうえで欠かせない、地盤や災害の影響について解説していきます。金町駅周辺はどのエリアが影響を受けやすいのか、そもそも災害の危険度が高いエリアなのかを見ていきます。
●5-1.地震情報サイト『JIS』が発表した『東京都葛飾区・地域別危険度』
金町1丁目~6丁目までを見てみると、地盤の揺れに対し、金町6丁目が一番危険度が低いということがわかります。一方で、金町5丁目の地盤が一番危険度が高いことがわかります。建物倒壊危険度の順位は東京都の中で252位(5,177町丁目中)。1ヘクタール当たり9.38棟と予測されています。
●5-2.葛飾区作成の「水害ハザードマップ」や対策
葛飾区では、水害に関して、「水害ハザードマップ」と「水害ハザードマップ解説編」をホームページや区役所で配布しています。
令和元年に発生した台風19号の影響で、日本各地で被害が発生し、葛飾区でも初めて、警戒レベル4の避難勧告を発令しました。この時、葛飾区では全ての小中学校や、その他の公共施設等を避難所として開設して、区内で2万人近くもの方が避難所に避難をされました。
葛飾区は荒川や中川、江戸川といった大きな河川に囲まれています。高度成長期に大量の地下水をくみ上げたため地盤沈下が進み、区の半分近くが海面より低いゼロメートル地帯となっています。そのため、区の周辺で洪水が起こると甚大な被害を受けることになります。
金町周辺は集中豪雨が発生した際、江戸川の氾濫や下水道が溢れることで、0.5~3.0m浸水すると警告されているため、戸建てを中心に不動産を購入する際は注意する必要があります。
参照:金町駅の浸水状況予測
以上のことから、江戸川付近の東金町周辺は海抜ゼロメートル以下のエリアが多く、過去に浸水実績があるので、もし、金町駅周辺で不動産の購入を検討している場合には、比較的被害が少ないエリア、特に海抜ゼロメートル以上や排水機能がしっかりしているマンションなどを購入することを勧めます。
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