ミルクボーイ駒場をあえて降板させた海原やすよ・ともこの親心…芸人が大阪でガチトークを見せる『やすとものいたって真剣です』
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きんに君、ケンコバの証言に「聞いたことがない話」
たとえば私物チェックのコーナーできんに君は、鶏肉、野菜をサランラップに包んで持ち運びし、1年中、それを主食としていると説明。周囲が「ええ?」と驚くが、「いやいや。お腹もすっきりするし、筋肉の張りも良くなるのに、逆にみなさんなぜ食べないんですか」と返し、そのストイックすぎる回答が逆に笑いを誘った。
また、冬にはマイナス40度にも達する町で2月にひらかれる「裸芸人を呼ぶイベント」に招かれたとき、寒さで体が硬直し、左右の大胸筋を動かす持ちネタ「筋肉ルーレット」が発動できず、棒立ちで「やー!」と声をあげていた話も筋肉芸人ならではの悪戦苦闘が感じられた。
VTRで登場したケンドーコバヤシは、「きんに君は体づくりのこともあって食べられないものが多い。飯へ連れていっても馬肉ばかり連れて行くことになる。そこでも、たてがみは食わないとか」と証言。「そうやって迷惑をかけているのに、なぜお前は胸を張って生きているんだ」とパンプアップされた胸の筋肉のことを引き合いに出しながら笑わせた。
ただ、コバヤシから「もともとお笑い芸人としてすごいと思っていた。彼を嫌う人はいないし、万人に好かれている。コメディアンの理想形」と絶賛されると、きんに君は「こういう話を聞いたことがない」と顔をほころばせた。出演するゲストが自分について再発見できる、それが『いたって真剣です』の魅力なのかもしれない。
2月11日の兄弟漫才師・ミキの出演回では、やすともを交えて「兄弟姉妹コンビ」の定番話で盛り上がった。相方が本気でヤバい目に遭っているとき、周囲が笑っていても「自分だけは気づくことができる」ということ。兄弟姉妹だから何があっても我慢ができて、もし喧嘩をしても漫才をやれば仲が修復すること。それらについて「兄弟姉妹コンビのあるあるかもしれない」と2組は語る。お笑いファンとしても、あまり語られることがない裏側を垣間見れた気持ちになった。
筆者を含め、芸能やお笑いに関連した記事を書く際、この番組で語られることを参考のひとつにする記者は多いのではないか。業界関係者も一目を置くバラエティである。『いたって真剣です』はTverなど配信でも観ることができる、お笑い芸人の深い部分を知りたいなら間違いなくオススメだ。
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