『ドント・ブリーズ2』は1よりさらに残酷に… ネタバレなしで語る盲目の老人によるバトルホラーの魅力
#ホラー #ドント・ブリーズ2
2021年8月13日より、『ドント・ブリーズ2』が日米同時に劇場公開されている。
本作は「盲目の老人VS泥棒3人のバトル」という斬新かつシンプルな設定と、ありとあらゆる方向性のハイクオリティぶりで絶賛を浴びたホラーサスペンス映画『ドント・ブリーズ』の5年ぶりとなる続編だ。そちらは現在NetflixやHuluで鑑賞できる。
最初に明言しておくが、この『ドント・ブリーズ2』はできる限り予備知識を入れずに観るのがいちばんいい。
何しろ「予想外の展開に翻弄される」ことにも面白さがある作品であり、特に中盤以降の展開は何を言おうがネタバレになる。本当は「ものすごく怖くて!めちゃくちゃ面白いから!いいから観に行って!」だけで終わらせたいくらいなのだ。
ネタバレなしで言えるのは「理想的な続編」であること
そのほかで『ドント・ブリーズ2』のネタバレなしで言えることを箇条書きであげるのであれば、
・前作のPG12指定からR15+指定へとレーティングが上がり残酷性が増した
・前作の二番煎じにならず新たなことに挑戦し成功している
・それでいて前作を観ていなくても楽しめる
・98分の上映時間に見せ場がギュギュッと詰まっている
・エンドロール後におまけがあるので途中で席を立たないように!
くらいだろうか。
事実、製作を務めたサム・ライミは「今まで聞いた中で、最高の続編のアイデア!」と、主演を務めたスティーブン・ラングも「前作と大いに親族関係にあるが、多くの意味で独自の代物だ」と賞賛している。本編を観れば、その言葉に全く嘘偽りがない「理想的な続編」であることがわかるだろう。
また、ホラー映画の「ツボ」を押さえた内容でありつつも、時には「定番」を逆手に取ったかのような意地悪(褒め言葉)なツイストもある。ホラー好きであればあるほど「そうきたか!」と作り手のアイデアにワクワクできるだろうし、ホラーを観なれない方にとっても恐ろしいと同時にエンターテインメント性の高さそのものに興奮できるのかもしれない。
以下からは、少しだけ内容に踏み込んで、その面白さの理由について解説していこう。もちろんネタバレは避けたつもりではあるが、前述した通りできる限り本作は何も知らずに観るのがいちばん良いので、最高の状態で映画を楽しみたいという方は、先に劇場へ駆けつけて欲しい。
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