「ペヤング」ブームの影響か──もうただの「激辛」だけじゃ生き残れない!? 辛さ以外の“武器”を持った新作カップ麺3選!
#カップ麺 #二郎 #ペヤング #カップ麺一行3昧
「豚ラ王」第3弾は辛二郎? 日清食品「日清 辛豚ラ王」
続いては、日清食品の「日清 辛豚ラ王」368円(税別)。二郎系完コピの凄まじい完成度を誇った「豚ラ王」第1弾の「豚ラ王 ヤサイ、アブラ、ニンニク」から始まって、今回で第3弾となります。
第2弾の「豚ラ王 キムチ」は二郎系の味ではなく、ラ王版「豚キムチ」だったのですが、今回のパッケージには「辛ジャンキー」と書かれており、再び二郎系のパワフルな味に期待したいところ。
今回の「豚ラ王」第3弾には、第1弾以来となる「アブラ増し袋」が「搭載」されています。この黄と黒のデンジャーカラーはまさしく二郎系じゃないでしょうか? 期待が高まります。
さらに、「かやく」の袋の中には、ニンニクの粒とキャベツがたくさん! 二郎系の大三元、「アブラ」「ニンニク」「ヤサイ」が揃い踏み! これは「辛二郎」間違いなし!?
濃い醤油味にラー油の辛味とニンニクのパンチを加えたスープです。ニンニクや背脂が入っているので二郎要素はありますが、二郎というよりも、辛味とニンニクによって奈良天理ラーメンのようなスタミナ系のスープという印象でした。醤油が濃いので、ごはん片手に食べたくなります。
「アブラ増し袋」によって背脂もしっかり入っていますが、第1弾「豚ラ王」の主役級だった大量の背脂ではなく、あくまでスープにこってり感を加える脇役程度の存在に留まっていました。主役はラー油とニンニクで、「辛二郎」ではありませんでした。
麺は「日清ラ王」シリーズで史上最も太いウェーブ麺とされる「踊る極太麺」で、「豚ラ王」第1弾から一貫してこの麺が用いられています。この麺の食感が二郎系のお店で使われている通称「ワシワシ麺」と非常によく似ており、スープの味が二郎系ではない第2弾、そして今回の第3弾「豚ラ王」も、この麺を使っているだけで二郎系だと言っても良さそうなくらい圧倒的に二郎の麺です。
スープや麺だけではなく、大判チャーシューやキャベツたっぷりの具が充実しており、食べ応え十分な商品。ですが、200円台後半でも高額と分類されるカップ麺において、定価税別368円という設定はなかなか手を出し難いのではないかと思います。もちろん、リッチなスタミナ系ラーメンで、おいしいのは間違いありません。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事