「ペヤング」ブームの影響か──もうただの「激辛」だけじゃ生き残れない!? 辛さ以外の“武器”を持った新作カップ麺3選!
#カップ麺 #二郎 #ペヤング #カップ麺一行3昧
カップ麺に限らず、辛い商品が巷に溢れ、多くの商品が「激辛」ジャンルでしのぎを削っています。辛い商品がすでに一般化した今、ただ辛いだけで生き残っていくのはなかなか難しいもの。辛さ以外に大きな武器、プラスアルファが必要となってくるでしょう。
そこで今回は、最近発売されたカップ麺のうち、ただ辛いだけではない、辛さ以外に大きな武器を持ったカップ麺を3つご紹介します。「ぶぶか」、「豚ラ王」、そして「小田原タンタン麺」と、いずれも劣らぬ強者が揃っています。
辛さと「ぶぶか」らしさを両立! 明星食品「明星 ぶぶか 油そば 辛辛辛辛辛こってり」
最初に紹介するのは、明星食品の「明星 ぶぶか 油そば 辛辛辛辛辛こってり」248円(税込)。東京・吉祥寺に本店のある油そばの名店「ぶぶか」監修の商品です。油そばブームの火付け役として知られるとともに、カップ麺「ぶぶか 油そば」は20年以上も続く大定番商品となっています。
今回の商品はいつもの「油そば」ではなく、「鬼ごっつい辛さと旨み」という「辛辛辛辛辛こってり」。なにもそんなに「辛」を並べなくても……と思いますが、これだけ並べられたら当然、ものすごく辛いのでしょう。そして、辛さだけではない「ぶぶか」らしい力強い味にも当然期待してしまいます。
「辛辛辛辛辛こってり」との名の通り辛いソースですが、「ぶぶか」らしい豚脂たっぷりのチャーシューだれ風のしょうゆ味は健在で、いつもと同等にパワフルなソースとなっています。ただ、「辛辛辛辛辛」と5つ並べるほど辛いかは微妙なところで、激辛レベルではなく大辛程度に留まっている印象でした。
ペヤングが「獄激辛」などで際限なく辛い商品を出してしまった影響で、他社が多少辛い程度の商品を出しても驚きがなくなったという側面がありそう。ついついペヤングと比べてしまい、大して辛くないと感じてしまいます。
「ぶぶか」の味に欠かせないマヨネーズは、唐辛子の入った「唐辛子マヨ」となっています。「唐辛子マヨ」自体がそれほど辛いわけではないですが、マヨに唐辛子を加えることで、酸味が悪目立ちすることなく、辛いソースと馴染みやすくなっている印象を受けました。
いつもの「ぶぶか」に入っているチャーシューやメンマは今回入っていませんが、代わりに「辛揚げ玉」や刻み海苔が入ったふりかけが付いています。辛揚げ玉はかなり辛く、ソースの辛味を増幅させています。また、揚げ玉や海苔の香ばしさがソースの味にアクセントを加えていました。いつもの「ぶぶか」とは違う風味を味わえます。
ソースの辛さは「辛辛辛」程度でしたが、唐辛子マヨと辛揚げ玉で「辛」を1つずつ加え、合わせ技で「辛辛辛辛辛」になっています。そして何より、辛さに主眼を置きつつも、しっかり「ぶぶか」らしい力強さが再現されていたことが素晴らしかったです。
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