菅義偉首相、生き残る道はあるのかーー五輪後、総選挙の議席数は?
#週刊誌スクープ大賞
東京五輪選手村のずさんな管理体制と黒柳徹子の「結婚」
文春記者の甚野博則が、選手村でアルバイトをして覗き見た実体験をリポートしているが、これが面白い。
選手村の中にある24時間営業のメインダイニングで裏方をやったそうだ。時給は1300円で、22時から翌朝までは1625円と悪くはない。だが、掃除や運搬などの雑用係で、なかなか過酷な仕事のようだ。
バイトというのは選手村の中のカーストでは一番低いようで、ボランティアの中には冷たい扱いをする者がいたようだ。ボランティアはウェアもカバンも靴下も靴もスポンサーのアシックスから支給されるが、バイトには支給されず、アシックス以外の靴やシャツを着ることはやめてくれといわれた。
酒の村内への持ち込みは禁止されていないから、近くのローソンには路上にもビールや酒、つまみ類が並べられて、常に品薄状態だったという。当然ながら、それを買い込んで仲間とドンチャン騒ぎをやる選手や関係者もいたことは想像に難くない。
甚野記者は開会式前に某社の職域接種を1回受けたが、バイトのほとんどにワクチンは接種されなかった。だが、そのバイトに、選手や関係者のPCR検査のサポートをするバイトの紹介が来たという。
スタッフやボランティアが村内に入る時の手荷物検査は厳重にやるが、出るときは自由だそうで、INDIAと書かれたジャージー姿の男と監督者の日本人スタッフが選手村を出るときは何のチエックもなく、ジャージーの男は待ち合わせた知人と合流して、監督者を置き去りにして街へ消えていったのを目撃したそうだ。
喫煙所の周囲はタバコをふかす選手やマスクなしでトレーニングする選手を目撃している。
8月2日時点で大会関係者の陽性者数は270人以上だが、さらに増えることは間違いない。
菅首相の「安全・安心な東京五輪」など嘘っぱちで、恐れていた「五輪株」のまん延で、パラ五輪前に東京の感染者は1万人近くになるかもしれない。
菅首相の賭けは無残な失敗に終わった。誰もが菅には現下の緊急事態は任せられないと考えているはずだ。
文春が、黒柳徹子に「結婚したい」と思っている男がいると報じている。彼女、御年87歳。8月7日で米寿を迎えるそうだ。
テレビ朝日の『徹子の部屋』は今年45周年だったが、昨年2カ月ほどコロナで収録を休みにしたが、それ以外では穴をあけたことはないという。
7月26日に3本収録した黒柳が歩行器を押しながらスタジオから出てくる。傍らには背の高い男性が寄り添う。
この男性、田川啓二(61)という。本業はオートクチュールのビーズ刺繍デザイナーで、
「宮沢りえや藤原紀香も、彼のドレスを着用。年齢を感じさせないスタイリッシュな風貌で女性ファンを魅了し“ビーズの貴公子”と呼ばれる。現在も独身です」(ファッション誌編集者)
出会いは田川が『徹子の部屋』に出演したことがきっかけだった。黒柳の衣装を彼が手がけたりして、2人で工芸品やドレスの展覧会などを開催し、田川は同番組に4回も出ているというから、親しさがわかろうというものだ。
田川の軽井沢の別荘に黒柳も何度か訪れているという。2016年、突然、黒柳の事務所の代表に田川が就任した。2年後のクリスマスには、「一般社団法人黒柳徹子記念財団」が設立され、その代表理事に田川がついている。
最近、黒柳は「結婚」という言葉をたびたび口にしているという。
「徹子さんはNHK時代に三度お見合いをし、俳優や外国人との恋も経験してきた。今も強い願望があり、17年には番組で『結婚したい』と発言して周囲を驚かせていました」(黒柳の知人)
黒柳も「終活」を始めたようだが、彼女の亡くなった母親のいうように、いくつになっても恋をしたり結婚したりするのはいいことだ。「つまんない人といつまでもガマンして暮らすことないじゃない。何歳になってもステキな人って、現れると思うから」(母親)。
黒柳が「年上の人が好きだった」いっているように、昔、年上の大劇作家と道ならぬ恋をしていたと噂されたことがあったが、今度は26歳年下か。彼女らしくていいと思う。
彼女の『窓ぎわのトットちゃん』が講談社から出版されたのは1981年だった。初版2万部だったが、あれよあれよという間に大ベストセラーになり、累計は800万部といわれる。
当時、ベストセラーになったのを記念して、講談社の社員全員に黒柳が朗読したトットちゃんのレコード(だったと記憶しているのだが)と、うな重が配られた。
講談社にとっては、吉川英治、『徳川家康』の山岡荘八と並んで、大恩人である。今度は『結婚間際のトットちゃん』でも書いてもらえないかな。
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