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東京五輪で外国人関係者の問題行動報道も…選手村スタッフが見たものは?

お菓子をガンガン食べる海外のアスリートたち

 大会期間中は1万人を超える選手と関係者が利用すると想定されており、多様な選択肢は必須。ただ、実はこんなこともあったと続ける。

「これから試合を控えた選手も多いなか、ビュッフェ式の食堂で見かけてビックリしたことがありました。外国人選手は、意外と好きなものを沢山食べていたことですね。甘いお菓子をいっぱい食べていたり、カロリーとか栄養素を細かく計算している人も中にはいたと思いますが、サラダコーナーではマヨネーズやドレッシングをみんな山盛りかけていましたよ(笑)。朝はフルーツを食べるイメージがありましたが、無料で豊富な種類の料理が味わえるだけあってか、朝からモリモリ食べている人も多かったです」

 そして深夜から朝方に勤務をしていたスタッフは、こう付け加える。

「外国の方って朝早くから行動しているイメージがありますが、想像よりも遥かに早いんですよ(笑)。例えば24時間オープンしている食堂では、朝の4時から人が集まり出すんです。なので深夜勤務も意外と忙しい。選手や関係者の中には雨の日や出場する試合が終わっているにも関わらず、夜明けから毎日ランニングしている人もいました。話を聞いたら、お台場周辺などを好んで走っているみたいでしたよ。選手村の中では、開会式で話題になった民族衣装などを普段から着ている国の人もいたし、裸足で歩いている人もいて、まさに異国といった感じで面白かったです」

 せっかくの地元開催なのに、一般市民には我慢のオリンピックとなってしまったが、大会をウラで支え、さまざまな急な変更にも対応した関係者たちの絶え間ない努力には、拍手を送りたい。

黒崎さとし(編集者・ライター)

1983年、茨城県生まれ。ライター・編集者。普段は某エンタメ企業に勤務してます。

Twitter:@kurosakisatoshi

くろさきさとし

最終更新:2021/08/10 07:00
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