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松井玲奈、レイザーラモンHGら新型コロナの感染拡大が芸能界直撃! 演歌業界にも厳しい波が

松井玲奈、レイザーラモンHGら新型コロナの感染拡大が芸能界を直撃! 演歌業界にも厳しい波がの画像1
松井玲奈(写真/GettyImagesより)

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――8月5日、新型コロナウイルスの新規感染者が東京で5000人を超えました。芸能界でも感染者が増えていますね。8月に入って発表されただけでも、松井玲奈、上遠野太洸、レイザーラモンHG、AKB48メンバーは計10人が感染。大丈夫ですか、芸能界。

 怖いですね。ただ、テレビ各局はコロナ禍が始まった2020年からの経験もあって、感染対策や濃厚接触者にならずに済む方法にだいぶ慣れてきました。バラエティー番組であれば、たとえ出演者に感染者が出てもプロダクション内部で「代わりのタレントを出演させる」という形で助け合っていますし、「2週間療養すれば戻ってくる」と捉えて大騒ぎすることはなくなりました。スタッフは濃厚接触者にはならないよう、マスクやフェイスシールドを必ず付け、ソーシャルディスタンスを守って感染対策に細心の注意を払っています。濃厚接触者になってしまうと、PCR検査が陰性でも様子を見るため休まざるをえませんから。

――ロケ番組などでは出演者が不織布のマスクをしている姿も当たり前になってきました。

 そうですね。ひとりで話す場面で少しはずすことはあっても、その場合もカメラは遠目から撮影しています。困るのはドラマですよね。マスクをしたままというわけにはいかないので。

――ドラマといえば、朝日放送テレビが制作しているドラマで感染者が続出しました。

 感染者は計9人になったそうです。全員出演者。ただ、8人が軽症、1人は無症状。濃厚接触者ということでPCR検査を受けたことで陽性が発覚したのでしょう。現状、陰性でもこれからまた陽性になる人が出てくるかもしれません。

――軽症および無症状とはいえ9人は衝撃的。

 そうですね。コロナ慣れして気が緩んでいたのかなあ。でも、ドラマの出演者は、撮影中はマスクができないし、アクリル板を立てるわけにもいかない。シーンによっては出演者同士がかなり近い距離で話さなければいけない。仕方ない面もあります。何か対策を考えないと、今後、また別のドラマで感染拡大する可能性もある。デルタ株は感染力がかなり強いようですから。

――スタッフも対応でたいへん。連続ドラマの場合、主要な役柄を演じている俳優が感染したら、撮影もストップせざるをえない。

 最近は、余裕を持って先行して撮影し、すべて撮り終わってからオンエアするパターンも増えました。もちろん撮り終わっても打ち上げはなし。撮影途中で、親睦を深めるための食事会というのもありません。そういう状況が続いています。

――長引くコロナ禍、もううんざりです。

 7月下旬、歌手の小金沢昇司さんが代表取締役を務める芸能事務所、ジャパンドリームエンターテイメントが破産しました。小金沢さんのような演歌歌手は、コンサート中心で活動していてコロナ禍でかなり打撃を受けています。ファン層の年齢も高いので、有料配信ライブというわけにもいかない。各方面、コロナ対応には慣れてきたとはいえ、やはりこのまま続くのは厳しい。早く収束してほしいですね。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2021/08/07 20:00
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