コンビニの威信をかけた、名店再現系「豚骨まぜそば」直接対決! 一風堂・博多一双・来来亭の三つ巴抗争勃発
#カップ麺 #カップ麺一行3昧 #カップまぜそば
ファミマは「来来亭」のメニューを再現! エースコック「来来亭 旨辛まぜそば」
最後に紹介するのは、ファミマ限定発売でエースコック「来来亭 旨辛まぜそば」248円(税込)。滋賀県野洲市に本店があり、西日本や愛知県などを中心に多店舗展開する「来来亭」監修のまぜそばです。
「来来亭」のカップ麺は、ファミリーマートと合併する前のサークルKサンクス時代からの名物カップ麺で、お店の看板メニューである京都風の背脂たっぷり醤油ラーメンである「こってりラーメン」が、カップ麺でたびたび再現されてきました。
「来来亭」は、背脂醤油ラーメンの他にもラーメンを中心に定食やお酒のおつまみなど多種多様なメニュー展開をしており、今回の「旨辛まぜそば」もお店のメニューのひとつを再現しています。
豚脂の入った豚骨ベースの醤油味のたれに、ラー油を加えてピリ辛の仕上がり。太くて縮れのついた大盛130グラムの麺が合わせられています。卵黄風の「きみまろペースト」と、チャーシューチップ、メンマ、もやし、ねぎなどの具がのっていますが、おまけ程度の量しか入っていません。
醤油味がかなり強めで、辛味によってさらに増幅され、ちょっと塩辛く感じてしまうレベル。お店の「こってりラーメン」だと背脂のまろやかさが塩気を和らげてくれるところですが、今回は背脂が入っていないので、ごはんを片手におかず代わりに食べたくなってしまいます。
お店の「旨辛まぜそば」に入っている卵黄を再現した「きみまろペースト」が入っており、これがこの商品の大きな特徴となっています。「きみまろ」といっても中高年のアイドルを思い浮かべてしまうと話が変わってしまうので一旦、忘れてください。
「きみまろペースト」とは、卵黄風のペーストです。卵黄風の甘みによってたれの味に奥行きが広がりますが、「きみまろペースト」自体に塩気があるため、たれの塩気の強さを和らげてくれるわけではありませんでした。また、麺量の多さやたれの濃さに対し、ペーストの量はちょっと少ないようにも感じました。もちろん中高年毒舌漫談もしません。
「一風堂」の完成度が図抜けた存在!
コンビニ3社限定発売の名店再現系カップまぜそばをご紹介しましたが、完成度の高さ、再現しているお店らしさの両方を兼ね備えたセブンの「一風堂」が図抜けた存在でした。ローソンの「博多一双」はお店らしさが足りず、ファミマの「来来亭」は塩気の強さが気になりました。
今回の3品に限らず、カップまぜそばは毎週のように新商品が発売される人気フレーバーなので、「一風堂」に取って代わるような新たなスター誕生にも期待したいです。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事