コンビニの威信をかけた、名店再現系「豚骨まぜそば」直接対決! 一風堂・博多一双・来来亭の三つ巴抗争勃発
#カップ麺 #カップ麺一行3昧 #カップまぜそば
まぜそば・油そばは、ラーメン店のメニューとしてすっかり定番化した感がありますが、カップ麺でも毎週のように新商品が発売され、特にここ数年で豚骨系のまぜそばが数多く発売されるようになりました。
今回は、大手コンビニ各社が最近発売した、名店の味を再現した豚骨系のまぜそばをご紹介します。「一風堂」、「博多一双」、「来来亭」と、どれもコンビニカップ麺としておなじみのお店によるカップまぜそばとなっています。
セブンと「一風堂」の元祖豚骨まぜそば! セブンプレミアム「一風堂 とんこつまぜそば」
最初に紹介するのは、セブンプレミアムの「一風堂 とんこつまぜそば」228円(税別)。博多に本店があり全国展開する豚骨ラーメン店、「博多一風堂」監修のカップ麺オリジナルメニューのまぜそばです。製造は日清食品。
セブンプレミアムのカップ麺「一風堂 赤丸新味」は、「すみれ」のカップ麺とともに名店再現系の元祖と言われており、セブン店頭で20年も定番商品として君臨。もちろん「一風堂」や「すみれ」も超有名店ですが、それと同時に名店再現系カップ麺の代名詞としてもよく知られる存在となっています。
「一風堂 とんこつまぜそば」は、2017年にセブンプレミアム10周年記念商品として初登場。それから毎年夏に発売される恒例商品となっています。この商品の発売を皮切りに、他社からも「豚骨まぜそば」のカップ麺が登場するようになり、このジャンルは「一風堂 とんこつまぜそば」が切り開いたと言っても過言ではありません。
今年は「ザクザクット!! 6種の大粒かさねふりかけ」を前面に押し出しているのが特徴。そしてパッケージのデザインがいつも以上に赤が多く、まるでシャア専用のようにかっこよく改変されています。もしや、ザクザクだからシャアカラーなのでしょうか。
豚脂を強く効かせたとんこつだれに、細ストレートの油揚げ麺を合わせ、具として「ザクザクット!! 6種のふりかけ」や、大豆チャーシューチップ、キクラゲ、キャベツがのって具だくさん。
豚骨だれは、豚骨臭さはあまりないものの、豚脂と合わせて濃厚な豚の旨みが感じられ、ニンニクがアクセントとして効いています。定番カップ麺の「一風堂 赤丸新味」は焦がしニンニクが特徴ですが、豚骨感は今回のまぜそばの方がだいぶ濃厚に感じられました。
麺は細めのストレート麺で、ノンフライ麺に比べると本格食感では劣ることの多い油揚げ麺なのにも関わらず、ある程度お店の細麺の食感を再現できており、博多麺らしい低加水麺のしっとり感もありました。麺量130グラムの大盛で食べ応えも十分。
「ザクザクット!! 6種の大粒かさねふりかけ」には、ガーリックチップ、かつおフレーク、揚げ玉、オニオンチップ、唐辛子チップ、ネギの計6種の具が入っています。大粒でザクザクとした食感が心地良く、特に揚げ玉のザクザク感が食感の中心となっています。
食感が揚げ玉なら、味はかつおフレークが良い仕事をしており、濃厚な豚骨だれとかつおの組み合わせは相性抜群でした。最近は本場の博多豚骨ラーメンでもほのかに魚介を効かせている場合がありますが、今回のかつおはそれよりだいぶ強い味で、味付けの大きな柱となっていました。このかつおフレークはクセになる味です。
絶賛オンリーになってしまいましたが、濃厚な豚骨だれ、細麺、そしてふりかけと、欠点の見つからないとても素晴らしい一杯でした。特に豚骨とかつおフレークの組み合わせは他社も追随してくるかもしれません。
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