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上田晋也のコロナ感染に『24時間テレビ』のドタバタ…今夏、日テレを襲う「非常事態宣言」

上田晋也のコロナ感染に『24時間テレビ』のドタバタ…今夏、日テレを襲う「非常事態宣言」の画像1
日本テレビ

 大いに盛り上がっているオリンピック効果で、テレビ各局の視聴率が好調な中、浮かない顔をしているのが日本テレビの関係者だという。

「もともと、日テレは視聴率がいい番組が多いので、オリンピック中継よりも通常の番組を放送していたほうが数字がいい場合もあるんです。しかも、今回は中継やハイライト番組が多くなるためバラエティ番組などのスタッフは休めると思っていたのですが、くりぃむしちゅーの上田晋也さんがコロナに感染したことで休みどころではなくなりました。上田さんは日テレ系だけでレギュラーが7本もありますし、さまざまな調整が必要になったことで、休日返上で出勤する社員が多かったです」(日テレ関係者)

 上田は日テレの五輪中継におけるスペシャルサポーターを務める予定だっただけに、影響は甚大だという。

「上田さんと共演をしていたタレントさんに濃厚接触者がいないか確認がありました。上田さんはコロナ発覚の直前に国立競技場の記者席で開会式を観戦していて、日テレは大あわてでオリンピック委員会に報告をした。担当者はかなりイヤミを言われたようです。なので、上田さんからコロナをもらう可能性が高い日テレの五輪関係者は多かったんです。そういった事もあって、日テレで五輪中継がまともにできるのかと問題になったほどでした。しかも、同じくサポーターの明石家さんまさんはスケジュール調整ができないので、ほとんど有働さんが上田さんの分も仕事をやることになった。その有働さんも上田さんと同じ事務所に所属していますから、日テレが毎日のPCR検査を義務付けているという話もあります」(民放関係者)

 しかも、日テレが本当に心配しているのはオリンピックの放送終了後だという。

「日テレは今月末に『24時間テレビ』を控えているわけですが、上田さんもかなりの時間を出演する予定になっている。放送までにコロナは完治するでしょうが、印象はあまり良くないですよね。しかも、日テレはドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』で主演を務める永野芽郁さんもコロナに感染しましたが、永野さんも『24時間テレビ』に出演する予定なんです。日テレとしては去年に引き続き、『24時間テレビ』の関係者からコロナを出さない事が絶対条件となっている。それだけに、日テレに深く関係する芸能人から相次いでコロナ感染者が出たことで大あわてになっているんです」(民放関係者)

 この緊急事態に、日テレの上層部は決断を迫られているという。

「『24時間テレビ』では数十億円もの広告スポンサー料金が日テレに収益として入ります。なので、本当に安全な放送ができるのか、電通などの広告代理店から厳しく説明を求められている。もしも後日、『24時間テレビ』の関係者から感染者が出た場合、CMスポンサーからクレーム対象になるからです。今年は公道を使ってのチャリティマラソンは実施しないと決めましたが、最悪の場合、生中継を極力減らして出演するタレントを少なくすることも必要になるかもしれない」(民放関係者)

 さらに、日テレに関係するタレントやアナウンサーからもしもコロナ感染が出た場合、前代未聞の『24時間テレビ』になる可能性もあるとか。

「これ以上、関係者からコロナが出たら『24時間テレビ』は完全収録にする可能性もあるという話まで出ている。生中継をするよりはイメージが良くなりますし、いろいろな予防策を張れますから。また、日テレのアナウンサー達は間違ってもコロナに感染なんてできないという雰囲気で、異様な緊張感がアナウンス室に漂っています。なんにせよ、『24時間テレビ』があることで、日テレは非常事態に陥っているんです」(日テレ関係者)

『24時間テレビ』はそこまでして放送するべき番組なのだろうか? 今こそ考え直すべきタイミングなのかもしれない。

小林真一(フリーライター)

テレビ局勤務を経て、フリーライターに。過去の仕事から、ジャニーズやアイドルの裏側に精通している。

こばやししんいち

最終更新:2021/08/05 22:00
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