『VS魂』謎のリニューアルが裏目に!?　ファンからも否定的な声多く、視聴率は右肩下がり…

　7月15日の放送から番組内容をリニューアルした『VS魂』（フジテレビ系）だが、評判は良くないようだ。視聴率は右肩下がりを記録しており、最新の7月29日の放送回では世帯視聴率が4.8％（ビデオリサーチ調べ、関東地区／以下同）と5％割れを記録したとして、ファンから心配の声が上がっている。

　それまでの『VS魂』は、前身にあたる『VS嵐』に則り、スタジオにセットを組んでゲストとレギュラー陣がゲーム対決するという内容だったが、7月15日の放送回から内容を全面的に刷新。「新発見！マッチング炙り対決」といったスタジオでの対決もあるが、ほとんどはレギュラーメンバーがスタジオを飛び出して「ガチンコ陸上選手権2021」「真夏の水泳選手権2021」「ダイナミック坂道ボウリーーーング」といった屋外でのゲームに臨み、競技ごとに違うゲストと勝負。そのVTRをスタジオで見るという構成になった。

「リニューアル一発目の回では、何の説明もなくいきなり新企画の映像が始まり、スタジオのアンタッチャブル・山崎弘也が途中でおもわずツッコミ。これに相葉雅紀さんが『新企画が始まったわけですよ』『外に出て戦わされてんのよ』と説明したことでようやくリニューアルしたことが視聴者に伝わるという“斜め上”の始まり方で、風間俊介さんも『訳がわからない展開』と表現するなど、レギュラー陣も驚いているという体で話が進んでいきました。内容も一変してしまいましたし、放送後はネット上で『ついていけない』といった声が続出していましたね」（芸能事務所スタッフ）

　スタジオゲストに柳楽優弥と有村架純を迎えた7月29日放送回では、よみうりランドにて風間俊介、佐藤勝利（Sexy Zone）、岸優太（King & Prince）の3人が藤田ニコル、Matt、藤本敏史（FUJIWARA）とアトラクションを使ったクイズ対決を行ったり、中島健人と佐藤がSexy Zone同士で「セクシー対決」を繰り広げた。

　しかし、やはり最新回に関しても「最近のVS魂つまらない」「もうここ最近のVS魂は迷走しすぎ」「誰が見るねん、こんなYouTuberがやるような企画を地上波で…」と、厳しい意見が続出。そうした声が反映されたかのように視聴率も下降をたどっている。リニューアル前の7月8日放送回の世帯平均視聴率が6.1％だったのに対し、7月15日のリニューアル回こそ6.4％とやや上昇したものの、7月22日は5.6％。そして7月29日は4.8％と下がり続ける一方だ。

「7月29日については初出場の濱田尚里選手が女子柔道で金メダルを獲得するなど、オリンピックが盛り上がっていたことで視聴率が下がったのも仕方ないでしょうが、開幕前の22日の時点で前週より1％近く数字を落としたのは、やはりリニューアルについていけない視聴者がかなり多かった可能性が考えられます。現状、次々にジャニーズタレントを対決ゲストに呼ぶ方向で盛り上げようとしていますが、これがはたして功を奏すのか……。出演者のファンからも内容や演出に否定的な声が多いので、このままのやり方だと厳しい状況がしばらく続くのでは」（テレビ局スタッフ）

　すぐにも再リニューアルとなるか、それとも定着するまでしばらくは今の形を存続するのか。出演者、制作陣ともに悩みどころだろうが、はたして……。