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馬鹿よ貴方は『新道竜巳のごみラジオ』は驚愕のお笑い界視聴率! 「芸人としてお笑いを語る」群を抜いた考察

馬鹿よ貴方は『新道竜巳のごみラジオ』は驚愕のお笑い界視聴率! 「芸人としてお笑いを語る」群を抜いた考察の画像1
新道竜巳 公式YouTubeチャンネル「馬鹿よ貴方は、新道竜巳のごみラジオ」より

 自粛期間中、芸人の間でもYouTube投稿が完全に定着した。そこでバズればそれだけで食べていける上、企画内容もテレビをマネたものから独自のものまで幅広く模索可能なため、自身の好きなお笑いを追求する事ができる。もはや芸人にとってYouTubeは「第2のテレビ」という存在となった。

 そんな中、「芸人としてお笑いをする」ちゃんねるではなく「芸人としてお笑いを語る」ちゃんねるが存在する。それが、「馬鹿よ貴方は、新道竜巳のごみラジオ」だ。

 「馬鹿よ貴方は」は、ボケの平井“ファラオ”光とツッコミの新道竜巳からなるコンビ。漫才日本一を決める賞レース「THE MANZAI」と「M-1グランプリ」のWファイナリストであり、このちゃんねるは、ネタ作りを担当している新道竜巳の個人ちゃんねるである。

 そのスタイルは、新道が固定カメラに向かってただひたすらに自身のお笑いに関する私見・考察を語るというシンプルなもの。しかしここで取り扱うテーマの幅は、もはや芸人界一幅広いと言っても過言ではない。

 賞レースの解説や芸能界で起こった事件への言及はもちろん、志半ばで解散してゆく芸人たちへの思い、ライブ会場にくるファンへの苦言など各々のテーマが細かく深い。このちゃんねるだけ見ていても、昨今の芸人事情が分かるレベルだ。

 またこのちゃんねるは、その大容量なアーカイブも魅力である。「お笑いを語る」を3年前からやっている上、現在も週数本の勢いで動画が投稿され続けている。その取り扱うテーマの幅の広さから、お笑いライト層から毎週舞台を見に行くコアファンまで楽しめる内容となっている。

 通常どんなにお気に入りのちゃんねるもいずれ飽きがくるものであるが、ごみラジオは少し放置して戻ってきたら聞きたいトークがわんさか載ってる、継続して楽しめるちゃんねるとなっている。

業界視聴率が高い、ごみラジオの魅力

 ごみラジオの魅力は、全ての私見・考察が新道の実体験を元にしている「生感」にある。ネットで見聞きした情報ではなく、彼の芸歴20年を超える体験と、実際にライブシーンに足を運んで出会った芸人の印象から考察される、生の情報なのだ。それゆえこのちゃんねるは、こと芸人間での視聴率が異常に高い。

 例えば直近でいうと、元ラーメンズの小林賢太郎氏のオリンピック解任問題について言及している回がある。新道は問題となったネタがうまれた当時の時代背景や小林賢太郎氏の人となりをリアルタイムで経験しており、その経験をベースにした解説を聞く事により、より具体的な全体像とその輪郭をつかむ事ができる。

 通常調べる術もないこの時代への解説は当時の新聞を開くに等しく、「是非の結論だけでなく、もう少し踏み込んだ内容が知りたい」という人にとって貴重な回となっている。

 また新道自身、日本トップレベルの漫才大会でファイナリストになるまで数多のライブでしのぎを削り続けてきた経験と実績があるため、特にネタに関しての考察は群を抜いている。

 「なぜ賞レース準決勝でウケたネタが決勝でウケなかったのか」「最近注目されている若手芸人のネタのどこが新しいのか」など、我々がお笑いを見る上で抱く細かなクエスションにも、やはり彼の分厚い実体験から解説がなされている。ネタが好きな方には是非ご視聴頂きたい。

 やや硬めになってしまったが、中には笑ってしまうくらいくだらないテーマの回もあり、その幅がこのちゃんねるの魅力である。

 ちなみに新道は、音声配信サービス「Radiotalk」でもトークを行なっている。これはごみラジオともやや連動しており、Radiotalkで受けた質問がごみラジオのテーマになったりもしている。

 是非こちらも併せて、ご聴取頂きたい。

【※敬称略】

吉松ゴリラ(お笑い芸人)

SHUプロモーション所属。 宮崎大学大学院首席。もともとコンビで活動をしていたが、解散後ピンへ転身した。

Twitter:@hidetaka111

Instagram:@h_yoshimatsu

YouTube「よしまつゴリラちゃんねる」

よしまつごりら

最終更新:2022/04/14 12:59
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