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Idol Managerはタブー破りのアイドルゲーム!恋愛スキャンダルからメンバーの不仲、SNS炎上までシミュレーションする、ひと味違う育成ゲーム

『IDOL MANAGER』

 アイドルを題材にしたデジタルエンタテインメントコンテンツは人気ジャンルの1つで、アニメやゲームも多数登場している。ゲームで言えば、「デレステ」の愛称で知られている『アイドルマスター シンデレラガールズ スターライトステージ』や、『ラブライブ!スクールアイドルフェスティバル』(スクフェス)などは一度は名前を聞いたことがあるだろう。

 これらは国産ゲームとして高い人気を維持しており、ゲームのみならずグッズ展開やライブなどのマーチャンダイジングも成功している。言うまでもなく、ゲームとしての完成度も高い。

 だが、「アイドルの実態」という視点では、これらのタイトルは超リアル志向というわけで はない。その点、今回紹介する『Idol Manager』は国産タイトルとはひと味違ったプレイヤーを選ぶリアルな出来栄えになっている。

ライバルグループのみならず、ゴシップや炎上など生々しいケアが必要

 7月27日に配信が開始された『Idol Manager』は、ロシアのデベロッパーGlitch Pitchが開発したPC用のアイドル育成+事務所経営シミュレーションゲーム。プレイヤーは、事務所のマネジャー兼プロデューサーとして、女性アイドルたちのマネジメントから事務所の経営までを任される。

 とこれだけを聞くと既存タイトルにも似たようなものがあるという印象だろうが、もうちょっと待ってほしい。本作の紹介文には、このような一文がある。

 次世代の若きポップスターを育成しながら誰を雇うかや誰を切るか、誰を出世させるか、そして不祥事があったときに誰に責任をとらせるかなど、さまざまな重要決断をしなければならない。

 この説明からもわかるとおり、かなり現実味があるというか生々しいことが理解できるだろう。近年のアイドルのお騒がせトピックとしては、SNSでの炎上がある。当然、このIdol Managerではこういった点も網羅されている。

 アイドルの世界では本人たちのケアに加えて、別の側面でのケアが必要になる。常にスキャンダルを狙っているゴシップ雑誌や極度のアイドルおたく。そして、蹴落とすチャンスをうかがっているライバルグループなどだ。

 現実の世界ではこういったことは当たり前のこととして認識されているのだが、ゲームでそれを再現しているものはほとんどない。ある種、タブー視されているからなのだろうか。

 Idol Managerではこのような事象もゲーム内に大きな影響を与えるファクターとして登場する。ときにはライバルたちが「汚い手」を使ってくることも。当然、プレイヤーはアイドルへの誹謗中傷、ストーカーなどへの危機管理、グループ内での亀裂や内部争いといった対人関係のケアの力量が問われる。

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