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千原せいじが『ハコヅメ』でスベり気味…演技派揃いの中、経験不足が浮き彫りに?

芸人・千原せいじが『ハコヅメ』でスベり気味…演技派揃いの中、経験不足が浮き彫りに?の画像
『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』公式サイトより

 キャラクターの再現度が高いと評判のドラマで、芸人の千原せいじの出演に賛否の声が上がっているようだ。

 7月28日、戸田恵梨香と永野芽郁がW主演する『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』(日本テレビ系)の第4話が放送された。初回から世帯平均視聴率2桁を続けてキープしてきた『ハコヅメ』だが、オリンピック開幕の影響もあり、第4話の世帯平均視聴率は8.9%(関東地区・ ビデオリサーチ調べ)まで下落。それでも、この数字で踏みとどまれたのは人気の証だろう。

 そんな大ヒットドラマ『ハコヅメ』だが、不安要素も出てきた。それが、千原せいじ演じる町山警察署の副署長・吉野正義だ。藤(戸田恵梨香)と川合(永野芽郁)が所属する警察署の副署長で登場シーンは多くないのだが、原作マンガとは味付けの違うキャラクターが微妙にハマっていないようなのだ。

 SNS上では「ドラマ版、これはこれでありかと思いながらそれなりに楽しく見てるけど、副署長役の千原せいじだけは納得いかない」「副署長だけ微妙。キャラが受け付けない方向に改変されてる」などという声が見受けられる。反対に「千原せいじかわいい」といった意見もあるが、原作のよさを知っている人ほど、しっくりきていない部分があるのだろう。

 なぜなら、原作の副署長はコワモテながらとても部下思いの“いい人”キャラ。一方、ドラマでは、コワモテなのは同様だが、部下にも少し厳しめという描かれ方をしている。そのため原作と同じように物言いをしても、ただ「怖そう」「厳しい」という印象だけが残ってしまいがちなのだ。

 ドラマのキャラクター性は脚本によるところも大きいので、不評は千原だけのせいではない。しかしビジュアルが公開された時点での評判は悪くなかっただけに、いざドラマが始まってからの落胆が大きかったのは事実だろう。

 また、キャラクターの違いだけでなく、千原の演技力にも疑問の声が上がっている。たしかに千原はドラマ、映画ともに出演経験はあるものの、役者としての活動ははそれほど多くない。あくまでもタレント業がメインということなのだろうが、経験の浅さは演技力に直結する。SNSでは「(原作の)副署長の顔立ちは山内圭哉に近いので『山内圭哉なら完璧なんだけどな……』と思った」など、よりイメージに近い俳優の名前を出す視聴者もいた。演技を見た上で、違う俳優のほうがいいと名指しされてしまうのは残念だ。

 キャスティングに関しては順風満帆だったように思われた『ハコヅメ』だが、一度出た不満はじわじわと広がっている。主演である永野芽郁の新型コロナウイルス感染により、今晩8月4日と次週8月11日の『ハコヅメ』は特別編となることが決まっているが、そこでは町山交番と町山警察署を舞台にした新撮エピソードが放送されると告知があった。ピンチをチャンスに変えるつもりで、ネガティブなイメージが付いてしまった千原演じる副署長にも何か見せ場があるといいのだが。

■番組情報
水曜ドラマ『ハコヅメ~たたかう!交番女子~』
日本テレビ系毎週水曜22時~
出演:戸田恵梨香、永野芽郁、三浦翔平、山田裕貴、西野七瀬、平山祐介、千原せいじ、渕野右登、ムロツヨシ ほか
主題歌:milet「Ordinary days」(Sony Music Labels)
音楽:井筒昭雄
脚本:根本ノンジ
チーフプロデューサー:加藤正俊
プロデューサー:藤森真実、田上リサ(AX-ON)
協力プロデューサー:大平太
演出:南雲聖一、丸谷俊平、伊藤彰記
制作協力:AX-ON
製作著作:日本テレビ
公式サイト:https://www.ntv.co.jp/hakozume/

東海林かな(ドラマライター)

福岡生まれ、福岡育ちのライター。純文学小説から少年マンガまで、とにかく二次元の物語が好き。趣味は、休日にドラマを一気見して原作と実写化を比べること。感情移入がひどく、ドラマ鑑賞中は登場人物以上に怒ったり泣いたりする。

しょうじかな

最終更新:2021/08/04 12:00
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