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菅義偉首相“五輪強行”の思惑は「連日の首脳外交」…の予定も空振り!

やはり“五輪強行”が原因か? 爆発する感染者数の理由

 ところでコロナ感染爆発が止まらない。これでは西浦博教授の「パラリンピック直前に5000人越え」という予測も甘いのではないかと思えてしまう。

 ニューズウイーク日本版でモデルナCEOのステファン・バンセルがこういっている。

 変異株が進化して現行のワクチンが効かなく恐れはあるかと聞かれて、「極めて深刻なリスクだと思う」と答えている。だが、mRNAワクチンの効果が低下した際に追加接種することは必要になるが、きっと制御できるようになるともいっている。ただしそれは、「繰り返すが、それにはまだ1年以上かかると思う」。このような状態がまだ1年以上は続くと見ておいたほうがいいようだ。

 ついに東京の感染者が3000人を超えた。

 東京都は7月29日にモニタリング会議を開き、このままいけば8月11日に1日あたりの新規感染者が4532人になるという試算を公表した。

 西浦博京都大学大学院教授によれば、「パラリンピックの開催直前には5235人になり、パラ中止もあり得る」と文春で話している。

 東京都は約6000床の病床を確保しているというが、西浦にいわせれば、「一般病床は二千六百ほどで、既にこの病床数は超えてしまいました。これからは入院調整中の患者や、自宅療養者が爆発的に増えていくことになります」。東京都は特定機能病院などに手術の延期や一部の診療科の停止などを検討するように求めているが、このままいけば「命の選別」がもっと苛烈に行われるようになるのではないか。

 人の流れが減らない、罰金を払っても酒を提供する店が減らないのは、「五輪強行に代表される社会の不条理への反発など、複雑な思いを抱える方が増えてきている」(西浦)からである。

 五輪は開催するが運動会は中止せよ、酒は外で呑むな、家にいろといわれても、そりゃ聞こえませぬ伝兵衛さんである。

 だが新潮は、「8割“狼”おじさん」は怖がらせるのがお仕事と揶揄する。感染者が増えても死亡する人が増えなければさほど心配することはないというのだが、感染者が増えていけば必然的に発症する人も増える。そうなれば病床は逼迫し、医療崩壊することは間違いない。

 ワクチン接種が少しずつだが進む中、それにつれて副反応で亡くなる人も増えている。

 7月21日に厚労省のワクチン分科会副反応検討部会で、16日までに接種後に死亡したケースが751件あったと発表された。内訳はファイザー社製746件、モデルナ製5件。

 ポストによれば、「ファイザー製ワクチン接種後の死因で目立つのは心不全(73例)、虚血性心疾患(67例)、肺炎(53例)」だそうだ。

 ポストは、その中で2回目を接種後に亡くなった77人が飲んでいた薬を、「予診票」から見つけ出している。

 表を見てみると、やはり高血圧が圧倒的に多く、次が糖尿病である。したがって飲んでいた薬も「アムロジピン」や「ノルバスク」が12人と一番多い。

 アスピリン腸溶錠やバイアスピリンのように、血栓の形成を抑えて血管をつまらせないようにする薬を飲んでいる人も11人と多い。マグミットや酸化マグネシウムのように便の水分バランスなどを改善させ排便を促す薬も10人いることに要注意だが、年齢は後期高齢者以上が多いから、若い人は心配し過ぎないほうがいいだろう。

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