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菅義偉首相“五輪強行”の思惑は「連日の首脳外交」…の予定も空振り!

メダルラッシュの舞台裏と五輪太りしたパソナの錬金術

 さて、私は五輪中継を見ないが、夜はNetflixやAmazonプライム、ツタヤで借りた映画やドラマを観ているから飽くことがない。

 作家や評論家たちがコロナ禍の日々を日記風に描いた『パンデミック日記』(新潮社)の中でも、多くの人がこの機会にNetflixを見始めたという記述が多くある。

 私はAmazonプライムもよく観るが、特に古い映画が観られるのが嬉しい。先日も芦川いづみの出ている『しあわせはどこに』(1956年)を観て、芦川の美しさにしびれた。小栗康平の『泥の河』(1981年)はNetflixで観ることができる。

 だが、唯一残念なのがNHKBSでエンゼルス大谷翔平の中継が観られないことである。大谷は7月29日にも37号打ったってよ。

 ネットニュースによると、金が確実視されていたバドミントンの桃田賢斗やテニスの大坂なおみが敗退し、競泳の瀬戸大也も振るわないらしい。瀬戸は不倫報道の後遺症か。

 そんな中、卓球の混合ダブルスで日本初の金メダルを獲った水谷隼・伊藤美誠ペアと、個人メドレー400と200で優勝した大橋悠依は素晴らしい。

 文春によると、大橋は滋賀県彦根市出身で3人姉妹の末っ子。25歳。小3から高3まで地元のスイミングスクールで泳いでいたというが、「控え目で一歩引くタイプ」(スクールで指導した奥谷直史)。

 ここへ来るまでは苦難の連続で、膝の脱臼や極度の貧血に苦しみ、大学2年の日本選手権では200m個人メドレーで40人中40位になり、もう競泳をやめようと思ったという。

 今期も不調が続き、シーズンベストは自己ベストから5秒も遅かったそうだ。ポジティブではなく繊細と自称している彼女が大舞台で大仕事をするとは、だから勝負事は面白い。

 嵐とスノーマンが大好きだそうだ。

 反対に心配なのは、兄妹で柔道金メダルを獲った阿部一二三と阿部詩だと新潮が報じている。金メダルをはく奪されてしまうかもしれないというのだ。

 喜びの会見に兄妹の長兄と両親が応じたのだが、そこで、一二三が父に、詩が母にそれぞれのメダルをかけ、母親は、「抱きしめてくれたので、最高にうれしかったです」と答えた。

 普段なら何でもない親と子の交歓なのだが、五輪期間中は家族でも接触が禁止されていると全柔連から注意があり、メディアには家族と接触したことがわかる発言部分はNGにしてくれと阿部の事務所から電話があったというのである。

 規則なのはわかるが、これで万が一金メダルをはく奪されたら、日本中が怒るぞ!

 さて、こんな人間のことを取り上げるのも嫌だが、仕方ない。

 竹中平蔵が会長を務める人材派遣会社「パソナ」が7月15日に2021年5月期の通期連結業績を発表した。

 営業利益、純利益ともに大幅増になった。コロナ禍で人材派遣業は減収だったが、自治体の窓口業務やコールセンター業務が好調だったという。

 それだけではない。文春によれば、“政商”竹中のおかげで、経産省の持続化給付金事業の再委託、ワクチン接種も自治体から億単位で受注していることが利益を押し上げているというのである。

 東京五輪の組織委の職員の三分の一も、パソナから優先的に派遣されているという。

 お粗末な菅政権や東京五輪を食いものにして、パソナは激太りしているようだ。

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