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フラット芸能

篠原涼子との離婚で市村正親に親権ー 高齢の父親側でも大丈夫そうな理由

篠原涼子との離婚で、市村正親に親権… 高齢で大病も患い、しかも珍しい父親側でも大丈夫なのか?の画像1
篠原涼子。

 ベテラン芸能リポーターの城下尊之氏が、とかくあおり・あおられがちな芸能ニュースをフラットな目線で、おちついて解説!

――7月24日、篠原涼子と市村正親が離婚を発表しましたね。2人は2005年に結婚。2人の子に恵まれ、一時は「おしどり夫婦」なんて言われていたのに。

 24日といったら、つい先週末のニュースなのに、なんだかもうずいぶん昔のことのようになっちゃいましたね。発表のタイミングは東京オリンピックが開幕してすぐ。「大きく扱われたくない」と考えて、このタイミングにしたのでしょう。実際、金・銀・銅、続々とメダル獲得のニュースが流れて、離婚のニュースは霞んでしまいました。タイミングとしては大正解ですね。

――なるほど……5月に女性とホテル密会が報じられた映画コメンテーターの有村昆とフリーキャスターの丸岡いずみも7月29日に離婚発表したのは、そういうことなのかな。で、篠原と市村の離婚の理由はなんでしょうか。2020年8月には篠原が自宅を出て別居していることが報じられていました。

 別居については当初から「新型コロナウイルスの家庭内感染を防ぐため」と説明していました。今回発表された2人のコメントを見ても、理由ははっきりわかりません。市村さんは「女優篠原涼子の一ファンとして、彼女がより一層女優として輝き、母としても生きていく道を歩ませたいという思いに至りました」「尚、人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました」とコメント。篠原さんは「このような状況になった事、なかなか理解しにくいかと思いますが、私たちなりの新しい形・環境を作って参りたいと二人で話し合いました」とのこと。市村さんの文章からは、「集中して仕事に取り組みたい」という篠原さんのわがままを通してあげる代わりに、「親権だけは渡さない」というふうにも読み取れます。所属事務所によると慰謝料や財産分与はないそうです。

――親権が父親側にあるというのは、日本では珍しいパターンです。しかも、市村は72歳⋯⋯大丈夫ですかね?

 子育てはシッターさんがいるから問題ないでしょう。確かに、市村さんは高齢ですし、2014年に胃がんを患っています。だからこそ、かわいい盛りの子どもたちから離れたくないと思ったのかもしれません。バツ4の僕の経験でいうと、親権は大きな問題ではないですよ。子どもは大きくなったら、自分で親を選ぶ。僕も親権を持っていなかったけど、中学生になったら子どもが「一緒に暮らしたい」と、ウチに来ました。都合よく父親、母親、両方のところに来るケースもあります。そうすると両方から小遣いをもらえるから。

――さすが、バツ4ならではの経験談ですね! それにしても篠原はまだ42歳。本当に女優業に集中したいということだけが離婚理由なのでしょうか。週刊誌は男性関係などを探っているようですが。

 篠原さんは役者として大先輩の市村さんを尊敬し、結婚しましたが、もう吸収し尽くしてしまい、市村さんに魅力を感じなくなったのかもしれません。とはいえ、新しいお相手がいるかどうかはまだウワサ段階なので、そんな簡単にはキャッチされないでしょう。

 今はオリンピックで篠原さんの男性関係を追及するどころではないし、新型コロナウイルスの感染爆発も心配です。そちらの関心が高いので、この離婚については両者のコメントだけ報じられてそれ以上はうやむやのまま。だから特に悪いイメージも付かない。実にうまいやり方だと思いますね。

城下尊之(芸能リポーター)

立教大学在学時から、サンケイ新聞でアルバイトを行っていた経緯から、卒業後、サンケイスポーツへ入社。スポーツ紙文化部記者となった初日で見習い経験もないうちに、他に大きな事件があったため、「(故)林家三平さん、大病から復帰!」という大事な現場を任された。退社後は、TBS『奥様8時半です』のデスク担当として勤務し、その後、芸能リポーターに転身し、現在に至る。独自に身につけてきた取材能力、ブレーンの作り方等から、芸能界の裏話を交えた、楽しい味付けで話す。

【プロフィールページ】

しろしたたかゆき

最終更新:2021/07/30 18:00
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