トップページへ
日刊サイゾー|エンタメ・お笑い・ドラマ・社会の最新ニュース
  • facebook
  • x
  • feed
日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 世界は映画を見ていれば大体わかる  > ジャッキー・チェンが驚愕の反香港・親中共発言!
世界は映画を見ていれば大体わかる#14

ジャッキー・チェンが驚愕の反香港・親中共発言! 現実の姿とはぜんぜん違うジャッキー・ヒーロー列伝

やっぱりジャッキーは偽善者…?

 悪党同士が5億ドルの金を銀行口座に送金する場面で、ジャッキーは隙をついてその金を恵まれない子供のための慈善団体の口座に送金してしまう場面があり、ユニセフ親善大使の面目躍如なシーンだ。

 繰り返すけど、人の子供は助けても自分の隠し子は助けてないっていうね……。

 かつては命がけのスタントを自ら演じて危険な場所に飛び込んでいったジャッキーだが、60代になり体に衰え(といってもあんなに動ける60代はどこにもいないんだけど)を感じた今では、危険よりも安心・安全が欲しいという心境の変化が中国共産党への過剰な媚びにつながっているかも知れませんね。

 前述したようにジャッキーはユニセフ親善大使をするほど恵まれない子供のための慈善家としても知られている。

 筆者は20年ほど前に当時勤めていた会社の社員旅行で香港に行き、ツアーガイドの案内でジャッキーが経営する外国人観光客向けの土産物店に行ったことがある。入店すると店の制服を着た小さな子供たちが数人集まってきて「いらっしゃいませ!」と挨拶してくるのだ。

 ガイドによると「あの子たちはジャッキーが寄付している慈善団体の子供ですよ」みたいな説明をされたのだが、そんな小さな子供を店で働かせていてもいいの?(といっても店内の案内をするぐらいだったけど)あれはいったい何だったのか、いまだに謎である。

しばりやトーマス(映画ライター)

関西を中心に活動するフリーの映画面白コメンテイター。どうでもいい時事ネタを収集する企画「地下ニュースグランプリ」主催。

Twitter:@sivariyathomas

しばりやとーます

最終更新:2021/07/29 21:00
123
ページ上部へ戻る

配給映画