ジャッキー・チェンが驚愕の反香港・親中共発言! 現実の姿とはぜんぜん違うジャッキー・ヒーロー列伝
#ジャッキー・チェン #中国共産党
香港を代表するアクションスター、ジャッキー・チェンが揺れている。
7月頭に北京で行われた中国映画家協会のシンポジウムに参加したジャッキーは中国共産党を絶賛し、「私も党員になりたい」と中国共産党に入党したい意思を明らかにしたのだ。中国が香港で反社会的な活動を規制する香港国家安全維持法には多くの香港市民や映画関係者が反対したにも関わらず、ジャッキーは支持を表明していた。
彼が親中発言をするようになったのは2009年頃からで、中国で行われたイベントに出席したジャッキーは「自由になりすぎると香港のようになってしまう」「中国人は規制や支配をされた方がいいと考える」と発言して騒動になった。
中国は08年の北京五輪、10年の上海万博とふたつの国家的イベントを成功させ、アメリカをしのぐ経済大国への仲間入りを果たし、ハリウッドも中国市場を無視することはできなくなり、超大作の多くが中国資本の参入によりつくられるようになっていった。
このような中で09年時点のジャッキーの「中国寄り」発言は、ハリウッドをしのぐ市場になるであろう中国映画界におべっかを使っておく必要があったのでは、とされている。
その後のジャッキーはスキャンダルにまみれた。自伝本で愛人の存在を明らかにすると、その愛人に産ませた隠し子の養育をまったくしていないということが暴露され、ユニセフの親善大使として長年寄付もしていながら自分の子供を助けないのは「偽善だ」と言われた。
14年には息子のジェイシーが麻薬所持、使用の容疑で逮捕される。ジャッキーは中国当局から麻薬撲滅大使に任命されていたのに!
中国では麻薬の所持、売買は厳罰で死刑になる可能性があるにも関わらず、ジェイシーは1カ月程度で釈放された。世間ではまことしやかに「ジャッキーは中国共産党に頼み込んで、息子を減刑してもらったのだ」などと語られた。
そう考えると中国へのおべっか、共産党絶賛などは大きな貸しをつくった相手にめいっぱい媚びを売っていると言えなくもない。
かつてのジャッキーといえば危険なスタントに自ら挑み、権力や悪党に虐げられる人々のために立ち上がる、強気を挫き、弱気を助ける男を演じていたというのに。
車好きのジャッキーがほれ込んでつくられたカーチェイス映画『デッドヒート』では、警官を轢き殺したギャングのボスを告発したために家族を拉致され、父親を危篤にされたジャッキー(役名もジャッキー)が香港警察やインタポールの協力をつっぱねて危険なレースと戦いに挑んでいく。破壊される家屋から逃げ出す度肝を抜くスタントや大クラッシュ、派手な爆発シーンもあるカーチェイスは必見。
加山雄三がゲスト出演し、仙台ロケも行われた映画のクライマックスに勝利した後は燃え盛る車の中からにっくき敵を救出し「罪を憎んで人を憎まず」なオチに観客の留飲も下がるってもの。だから憎むべきは麻薬であって、その誘惑に負けた息子のジェイシーは許してあげて! ってことかな。
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