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日刊サイゾー トップ > 連載・コラム > 週刊誌スクープ大賞  > 「バッハのため」の五輪の”開催意義”

菅首相も小池知事も脇役ーー「バッハの、バッハによる、バッハのため」の五輪の”開催意義”

混沌極める「横浜市長選」有力候補の動き

 ところで、開会式に出席する各国の首脳の数もリオ五輪の半分になったというが、トヨタなどの大スポンサーも「欠席」が相次いだ。

 経団連を始めとする経済3団体のトップたちも家でテレビを見たというし、NEC、富士通、TOTO、リクルート、NTT、野村ホールディングスなども欠席。

 彼らの本音を朝日新聞(7月21日付)である企業担当者がこう語っている。「無観客の中で出席して注目されたら、目も当てられない」。本当に呪われているに違いない。

 さて、出好きの元長野県知事で作家の田中康夫が、横浜市長選に出ると宣言した。サンデー毎日が田中をインタビューしている。

 横浜は菅の金城湯池だが、今回の市長選は、菅の恩師である小此木彦三郎の息子である小此木八郎が「カジノ誘致反対」を掲げて出馬し、菅のポチである現職の林文子も出る。

 そのほかにも何人も名乗りを上げ激戦になることは間違いない。その台風の一つが田中だが、田中の立候補の弁を聞いてみよう。

「政令市最大の378万人人口なのに保健所は一カ所だけ。65歳以上の高齢者97万人のうち51万人が一人暮らし。空き家は2割近い18万戸。土砂災害指定区域に指定されている市街化区域に7万3479戸もの家がある。親御さんが教育環境の充実を求めているのになぜカジノ誘致なのか。住みたい街、憧れの街といわれてきたのに、実は住民税も一番高いらしい」

 一橋大生のときに書いた『なんとなく、クリスタル』で人気者になった田中も、もう60代半ばか。一見チャラチャラしているように見えるが大変な勉強家で理論家。私見だが、横浜という街に一番似合うのはこの男だろう。面白い戦になりそうだ。

 このところ紙のほうでは精彩がないポストだが、セブンと組んだNEWSポストセブンではタイムリーな記事を連発している。

 これもその一つ。 NEWSポストセブン(7.24 14:20)から引用してみる。

――東京五輪の開会式の翌日に突然飛び込んできた芸能ニュースに世間は驚いた。篠原涼子(47才)と市村正親(72才)の離婚発表。さらに、2児の親権を市村が持つことになったことについても、多くの反響を呼んでいる。

「現在、長男が中学1年生で、次男は小学4年生。まだ子育てが大変な時期だと言えます。市村さんは72才で、2014年には胃がんを患うなど、高齢ゆえに心配なところもありますよね」(市村の知人)

 厚生労働省によれば、母親が親権者になった割合は、戦後間もない1950年は40%だったが、1960年代半ばに父母が逆転。現在、親権者が母親である割合は84%(2019年時点)に達している。

 親権については篠原と市村は何度も話し合って決めたことだという。

「離婚はしますが、篠原さんはお子さんの近くに住み、これからも子育てを続けていくようです。つまり母親を卒業したわけではない、ということ。それに篠原さんは、父親としての市村さんを尊重していますし、その思いは今後も変わらない。これまでも、市村さんは多忙の篠原さんに代わって、お子さんの学校への送り迎えなどを率先してやってきましたからね。お子さんへの接し方を変えないためにも、“親権は市村さんに”ということにしたのでしょう」(前出・二人の共通の知人)

 親権について、市村はこうコメントしている。

《私と涼子は言うまでもなく父として、母として可愛い子どもたちと繋がっています。(中略)人生の先輩である私の強い希望で、親権は私が持つことを受け入れてくれました。これからはそれぞれ役者として、親として、新たなカタチのパートナーとなり、子どもを支えていきたいと思います》

 夫婦ではなくなったが、親として二人は今後もかかわり続けていくようだ――

 市村は、彼が劇団四季の新人のとき、浅利慶太に紹介されて会ったことがある。

 身のこなしの敏捷なキレのある役者さんだと思った。

 劇団四季でスターになり、そこを離れて映画やテレビ、舞台で活躍するようになった。
 そんな彼ももう72歳になるのか。

 ここに書いてあるように、別れても子どもは2人で育てるのだろう。彼にとっては孫みたいなものだろうから。

 それに疲れる。まあ、別々に生きて、子育ては協力し合う。なかなかいい形の別れ方かもしれない。

 そうはいっても、ここへ来るまではいろいろあったんだろうな。

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