爆笑・太田光、五輪解任の小林賢太郎を擁護「ホロコーストをちゃかしたわけじゃない」丁寧な解説にネット反応は…
#爆笑問題 #差別 #東京五輪
25日放送のTBS『サンデー・ジャポン』で爆笑問題の太田光が、演出家で元ラーメンズの小林賢太郎氏のホロコースト(ユダヤ人大量虐殺)を揶揄したとして批判を受けたコントの趣旨について弁明した。
東京オリンピック・パラリンピック組織委員会は、このコントを理由に、開閉会式の制作・演出チームで「ショーディレクター」として統括役を務めていた小林氏の解任を発表。
太田は「解任はある程度仕方ない」としつつも「かといって当然だとも思えない」と解任を疑問視した。
「小林賢太郎があのネタの中で、ホロコーストとか大虐殺をあたかもちゃかしたかのように捉えられてるのは、ちょっと説明してほしいな」と組織委員会や政府がユダヤの人権団体へ、ただ解任するだけではなく、ネタの趣旨についても説明して欲しいと訴えた。
その説明は「とっても難しい」としつつ太田は小林氏の問題となったコントについて解説。
ネタの趣旨は、当時圧倒的“善”なものとして日本人の共通認識であった『できるかな』(NHK教育番組)という情操教育番組のパロディで本来喋らない登場人物の「ノッポさん」と「ゴン太くん」の酷い裏の顔があったら、というもの。
太田は「小林賢太郎がちゃかしたのは、揶揄したって言われてるけど、虐殺があったっていう事実ではなくて、あの当時のNHKの教育テレビの一番看板番組だった『できるかな』っていう番組の偽善性をちゃかす。そういう意味であのノッポさんが裏ではこんなやつだったらっていうこと」と世間からの誤解を弁明した。
さらに、ネタは喋らない「ノッポさん」がいきなり喋りだす所から始まり、どんどんそれがエスカレートしていく流れの構成で、「いかに冷酷だったら、言うはずのない台詞を言わせたかった。それで善と真逆にあるものとして彼はあの言葉を選んだ。つまり彼の認識の中で世界一残酷なものとして思ってる」と小林氏が揶揄するためにその言葉を選んだのではないと主張した。
そして「説明するのは難しいけど、選んだ限りはパッと解任して切り捨てるんじゃなくて少なくともその説明はして欲しい。押し付けるってことではないんですけど、それはお願いしたいと思います」と組織委員会や政府に物申した。
ネット上ではこの太田の意見に「コバケンのネタの説明、分かりやすくて良かった」「太田さんの説明、納得しました」「全体見るとそういうことだったのか。太田さん素晴らしい」と納得する視聴者の声が上がり、小林氏のファンからは「太田さんが熱弁してくれていて号泣」「涙が止まりません。本当にありがとう」と感謝の声が上がっていた。
しかし一方で「ホロコーストをネタにした時点で論外」「太田、ポイントが違います」「浅はかなネタだったと本人認めてるのに何言ってんだよ」と反発の声も上がり賛否両論となっていた。
ネタを詳細に説明して芸人仲間である小林氏を擁護した太田。きわどい漫才をしてきた身としては他人事ではなかったのかもしれない。
サイゾー人気記事ランキングすべて見る
イチオシ記事