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日刊サイゾー トップ > 社会 > メディア  > 小越健介『報ステ』新人事の火種”

大越健介『報ステ』新人事をめぐる”くすぶり続ける火種”とは?

テレビ朝日『報道ステーション』ウェブサイトより

 テレビ朝日系ニュース番組『報道ステーション』のリニューアルが話題を集めている――。

 『報ステ』は今秋の改編により10月から元NHKの大越健介氏がメインキャスターを務めることが明らかになった。テレ朝関係者はこう語る。

「東大出身で大学時代は野球部に入部していた大越さんはNNK入局後、橋本龍太郎氏の番記者を務めるなど政治記者として活躍。その後、米ワシントン支局長などを経て、帰国後に『ニュースウオッチ9』のメインキャスターに就任。番組では政治記者時代の経験を活かし、自らの意見を口にするなどNHKのアナウンサーとしては独自路線で人気を集めました。6月30日付でNHKを定年退職したわけですが、事実上、『報ステ』による一本釣りといった格好でしょう。そもそもウチの局は近年自民党寄りのスタンスなのですが、『報ステ』に関しては時に報道姿勢を巡って自民党と揉めるなど、局内でも独自路線を貫いています。今回の大越さんのメインキャスター起用も番組サイドがその発言力に期待してのことでしょう」

 テレビ業界では早くも、同じNHK出身の有働由美子アナがメインキャスターを担当する裏番組『news zero』(日本テレビ系)や『news23』(TBS系)との視聴率争いも注目されているが、その一方で『報ステ』内の“玉突き人事”も話題の的になっているという。

『報ステ』では大越氏が月曜日から木曜日までの新キャスターに就任することにより、同局の小木逸平アナがパートナーそのとして月~木を担当。また、金曜日は現在出演中のフリーの徳永有美アナと富川悠太アナが担当することになりそうなのだが……。

「実は局の情報管理の観点からフリーの徳永さんには発表ギリギリまで、大越さんに関する番組の新人事は報告していなかったようなんです。とはいえ、古巣のうえ、さすがにレギュラー出演者の徳永さんサイドからしたら報告があまりに遅すぎるということで、納得いかない部分もあったのでしょう。まして夫の内村光良さんとウチの局との関係性もありますし、もう少し自分に対する気遣いがあってしかべきと思っていたフシもあったみたいなんです。なので、ここ最近の番組の現場の雰囲気は最悪でしたし、電撃降板も含めて徳永さんの去就にも注目が集まっていたんです」(前出のテレ朝関係者)

 結果、徳永アナは富川アナとともに金曜日のキャスターを担当することになったわけだが、「徳永アナも富川アナも思うところはあるでしょうし、視聴率次第では今後も火種はくすぶり続けそうです」とは同テレ朝関係者。

 同番組については秋以降も、まだまだ一波乱ありそうである。

大山ユースケ(ライター)

1990年、千葉県生まれ。某大手メディアに勤務中の複業ライター。得意ジャンルはお笑いと酒。

おおやまゆーすけ

最終更新:2021/07/24 21:00
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