坂上忍とブラマヨ吉田、小山田圭吾への怒り止まらず… 武藤敏郎事務総長の責任も追及
#坂上忍 #吉田敬 #バイキングMORE #小山田圭吾
20日放送のフジテレビ『バイキングMORE』ではミュージシャンの小山田圭吾氏が過去の「いじめ発言」が問題となり、東京オリンピック開会式での楽曲制作担当を辞任したことについて特集。MCの坂上忍とブラックマヨネーズ吉田敬が、怒りをあらわにした。
小山田氏は94年と95年に音楽雑誌に掲載されたインタビューで障がい者生徒たちへのいじめを自慢話のように語っており、ネット上で批判が沸き起こった。
小山田氏がツイッター上で謝罪したことなどから大会組織委員会は「十分謝罪し反省している」と続投の意向を示していたが、小山田氏の辞意を受け19日に正式に辞任を発表した。
吉田は、小山田氏の語ったいじめ行為が過激だったことから「お昼だから言えないですよね」と確認。「まあとんでもないひどいことをした」と濁し、「で、辛い思いしてる人が図書室に逃げた。それを図書室まで追いかけて行ってまだ笑ってる訳でしょ?」と自身が読んだインタビュー記事について説明。「それ35年位前の事で27年前にはまだ笑いながら言ってる。これ35年前の事でもまだ許せないんですよ。あの時のこと反省してるって言っても」と怒りをあらわにした。
また、大会組織委員会は、開会式で小山田氏の作った4分間の楽曲は使用しないと発表。
MCの坂上忍は開会式が23日に迫る中での選考について懸念。「これまでも映画で薬やっちゃった人がいました。映画も公開しないのか。映画に罪はないんじゃないのって考え方もあるんじゃない?」と、“作品に罪はない論争”について吉田に話をふった。
吉田は「薬物とかよりもいじめって最悪だと思うんですよ。学生が喧嘩した、暴走行為したと次元違うから」といじめに強い嫌悪感を示し、「あの当時やられた方の人が大成功されてて、あの時の経験があったからですって言ったら別ですけど。絶対そんなことないじゃないですか。だからこの人は抹殺で」と楽曲を使用しないことを支持。そこにも強い怒りが見えた。
一方坂上は「もう一つの問題として政府からプレッシャーがあって、大会組織委員会が擁護してたのに小山田さんが暗に辞任に追い込むような形をとったとしたらそれはそれで問題だと思いますよ」と、小山田氏を任命した大会組織委員会にも強い批判の目を向けた。
ジャーリストの鈴木哲夫氏は組織委員会の武藤敏郎事務総長について、小山田氏の抜けた穴をどうするのか質問した際「なんか埋めようとしていると聞いています」と答えたと言い、「いや“聞いてますじゃない”どうするかと把握してないんですか?上が?」と組織委員会のガバナンスの問題を指摘。
坂上はこれに反応して「僕は今回の問題、あの人辞めなきゃ駄目だと思いますよ。武藤さんは辞めなきゃ、間違いなく辞めなきゃ駄目だと思いますよ!小山田さんが辞めるなら、あの人辞めなきゃ駄目ですよ。あの人も!」と早口でまくし立て武藤事務総長の辞任を何度も訴えた。
また、小山田氏の楽曲を使用しないことについて「大会組織委員会が抹殺することによって今回の事なくそうとしてるっていうのが腹が立ってしょうがないんだよね。この人たち何にも責任取ってないんだよ!この人たちが選んだんだよ!」と憤慨。
さらに「キャスティングしたら、製作者側は演者守るんだよ。それが常識なんだよ。でも守り切れないってなった時には、そいつに責任を全部押し付けてさ、お前ら何ひとつ責任取らないやり方なんて許されていい訳ないじゃん!この人たちは何ひとつ責任取ってないんだから」と語気を強めて、組織委員会を非難した。
オリンピックは目前に迫っているが、まだまだ批判は尽きることなく、怒りの放送となってしまった。
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