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「菅義偉首相が後ろ盾です」無免許運転、経歴詐称、そして不倫…都議たちの”華麗すぎる”疑惑と来歴

西村経済再生大臣も怒り心頭!? 外食産業トップらによる“ロング飲み会”

 そんな中、100年以上続いている老舗が「酒を提供する」と公表したインパクトは、西麻布の権八などを運営するグループとは比べものにならないほど大きい。

 決断するまでは相当悩んだことであろう。だが、酒を楽しみたいという人間たちに、安心して呑んでもらう空間を提供するのは、飲食店の使命だと腹をくくったのであろう。

 これを機に、こうした老舗がもっと出てきてほしいと思う。お上のつじつまの合わないでたらめな政策で、呑兵衛たちの聖地が次々に消えていくのは、身を切られるように辛い。

 帰り際にマスターに、「嫌がらせはない?」と聞いた。「ないですね」とマスター。「繁盛しているね」と私。「これまではこんなものじゃなかったですね」とマスター。

 呑む側も、提供する側も、感染対策をし、節度を守る。為政者が自分都合のハンマーばかり振り回してもダメなのだ。ダンスを踊れる場所もなくては、人間は生きていても楽しくはない。

 外から見る「ランチョン」は夕暮れ時と相まって、緊急事態宣言下のオアシスのようだった。

 さて、西村大臣は、文春が報じている自民党穴見陽一衆議院議員(51)の「外食産業トップ5人のロング飲み会」には怒り心頭だろうな。

 7月8日、西村が問題発言をし、菅首相が4度目の緊急事態宣言を発令している時刻に、穴見がJR大崎駅のビルにある和食居酒屋の個室に入っていった。

 そこには外食産業のトップ4人がいた。「モズバーガー」などを展開するモスフードサービスの櫻田慧会長。この日の和食店もここが経営している。

「ロイヤルホスト」などのロイヤルホールディングスの菊地唯夫会長。「和食さと」などのSRSホールディングスの重里欣孝会長。海外の食品を扱うマーケット・メイカーズ・インクの福田久雄副社長。

 穴見もファミリーレストラン「ジョイフル」の代表取締役会長で、妻が社長だそうだ。この5人、20時まで飲み食いしていったという。

 これだけでも自粛破りで厳罰だが、その上、文春によれば、業界の圧力が功を奏して、大飲食チェーンにも協力金(一店舗当たり1日上限20万円)が出ることになったから、文春調べによると、4人のチェーン店がこれまで受け取ったコロナ関連の協力金や助成金の合計は、決算資料に記載がある分だけでも約59億円にもなるというのである。

 当日の櫻田の店も東京都に協力金を申請していることが分かり、2人以内、90分以内を守っていなかったから、「“要請破り”を隠して協力金を申請すれば詐欺罪成立の要件になりうる」(落合洋司弁護士)そうだ。

 バカを見るのは私のように自粛要請を守り、家でカミさんと顔つき合わせて酒を呑んでいる正直者ばかりである。今夜は深夜まで酒を出す居酒屋を探して、浴びるほど呑んでみようか。だが先立つものがないという難題がな……。

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